熊本建築探訪2025 阿蘇周辺
春の良き日に熊大建築の同級生と後輩と
阿蘇・小国と最近できた建築を見学してきました
共通していたのは自然に開かれた建築で
ほぼ外の空間ばかり内部がほんの少し
熊本の杉材を利用した意匠
また36年ぶりに小国の両神社へ
学生の頃にはこの良さはわかっていなかったな
長く残るものには理由があります

南阿蘇鉄道の立野駅
当日は連休だったのでトロッコ列車に乗る家族連れがたくさん
どれだけの人が駅の天井を見上げただろうか
基本の構造体は鉄骨造で
そこに木製の内装・外装材
人の動きに合わせて
ルーバーや木目の向きをきめ細かに使われていて
大変気持ちの良い空間でした

熊本震災ミュージアムKIOKU
熊本地震震災ミュージアムの中核拠点施設として
建てられた体験・展示施設KIOKU
旧東海大の阿蘇キャンパス内に建てられて
大学建物の遺構を見学することもできます
駐車場を下りたら
自然に開かれた回廊をあるきだして遺構まで
気持ちよく歩くことができました

建物によって切り取られた自然を感じながら
ただ展示室に入らないと決めていたわけではないけど
動線的に入ろうと思わないし
勉強しようとも思わせないというのが
展示施設としてどうなのかと
遺構まで行ってあとに
反対から入館できるようであれば
まだ人の心を動かすことができるのではないかと
同級生と話しながらあるきました
素敵な建築であることが
展示施設として優れてではないなと思いました
ここは展示する側と設計者の話合いによってなんとかできたのでは

喫茶 竹の熊
ほっそい材料で建っている建物があると聞いて
見学件お昼ご飯に
ちょうど人が少ない時で
喫茶室の内部空間にて食事できました
お水が美味しいのか
ここで飲んだアイスコーヒーは人生一美味しかった

細っこい構造体の柱たちは
外と中を遮ぎることなくつないでくれる
仮設の建物のようにも見えるけど
風吹けば飛んでいく感じが心地よいのかも
布を一片まとって自然といる感じがする建物でした
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