バイエラー財団美術館:バーゼル
バイエラー財団美術館 ― ジャコメッティと建築空間
美術館を訪れたとき、内部と外部が自然に繋がるような明るい空間が印象的でした
この美術館は、見ることを強要せず、閉鎖的な印象を与えることなく
訪れる人々に自由な感覚を提供していました
印象に残っているのは、作品がその特性にぴったり合った場所に展示されていたことです
作品同士が互いに干渉し合うことなく、それぞれが最適な空間を与えられていました
美術館は公園の一部にあり、周囲の環境と調和し、自然の中に溶け込むように外観は設計されています
建物と自然と展示が融合した素晴らしい例と言えるでしょう
訪問時に見たジャコメティーの作品と公園の背景との取り合わせは
しばらく見とれてしまうほど美しく、今でも心に残っています
パンフレットをめくる度にその時の記憶が鮮やかに蘇ります
Photo: 美術館のパンフレット 1998年
