武雄温泉・元湯 ― 日本最古の現役温泉施設

武雄温泉・元湯 ― 日本最古の現役温泉施設
武雄温泉の元湯は、明治9年(1876年)に建てられ、現在も使われている日本最古の温泉施設です
歴史ある温泉に実際に入ってみると
お風呂部分の天井は非常に高く、上部には壁が設けられていないため、空気が自由に流れています
まるで屋外にいるかのような開放感の中で、熱い湯に浸かる体験は格別です
この絶え間ない空気の流れこそが、温泉施設が長持ちする秘訣なのかもしれません
湯船につかりながら、まっすぐに組まれた美しい木組みを眺めるひととき
熱いお湯とともに、心も体も解きほぐされていくような感覚になります
写真は武雄温泉新館のお風呂
こちらも換気がしっかりと考慮され、窓が大きく設けられています
新館は大正4年(1915年)に建てられたものを改修し、現在は国の重要文化財に指定されています
温泉は、日本の文化のひとつ。
その土地の歴史や建築とともに、長く受け継がれてきたものだと改めて感じました