八代市立博物館 ― 環境と建築の融合
八代市立博物館 未来の森ミュージアム ― 環境と建築の融合
芝山のスロープを上がると、博物館の入り口が現れる
丘の上に軽やかに佇むこの空間は
建築とアプローチが一体となってデザインされています
はじめてこの博物館を訪れたとき私は 「アプローチと建築が一体となるデザイン」 を強く意識しました
いまでは当たり前のように思える
軽やかな屋根が空間を包み込む設計も当時の博物館や美術館とは大きく異なるものでした
この建築が持つ 熊本の環境との一体感 に魅了されます
たとえば、水前寺公園の築山の芝生や、阿蘇の山々の緑
この博物館のアプローチが 芝山の上に設けられたのも
熊本の風景との調和を意識したものではないか と思うのです
優れたデザインは、時が経っても色褪せない
改めてそう感じさせてくれる建築でした