傍花閣:渉成園内の異形の楼閣

この建物が建つ渉成園は東本願寺の飛地庭園です
京都駅から徒歩圏内
京都観光ガイドをみる度
ユニークな形の傍花閣が気になっていました
ご近所にある文子天満宮での
全国文子会に参加したので
庭園内をゆっくり散策してみました
くちなしの花の香りにつつまれながら

左に見える建物 園林堂
その建物の門のような配置ですが
傍花閣の方が先に建てられて
園林堂が山門に見立てて
あとから建立されたそうです

2階建ての4畳半のお茶室
春にはまわりのサクラの花を見ながら
お茶席を設けるための建物?
一階部分は待合といったとこでしょうか

外観で目を引くのは
斜めに上が階段にかけられた屋根
一見すると神社のようにも見えます
両面に階段がつけられているので
これで山門のようともいわれます

多用される曲線から
日本的でない部分もたくさんありますが
花を見る茶席のため
美しい・面白い建物が建てられた時代に
意味もなく惹かれるのでした
また来年も見に行くことになるでしょう