コンセプトからディテールまで|設計の仕事
先日現場監督と電話で
床に板材の框(かまち)をどうするかという相談をしました
それはこの場所で一番目立つラインでディテールであること
そして一番最後に決めることになった部分でした
そのやりとりの中で、久しぶりに「ディテールの意味」を改めて思い出しました
大学時代、教授から言われたことに
「物にはコンセプトがあり、それに合うディテールがある。建築をやる人はコンセプトから形を考え、ディテールまでを考えなければならない。ただのデザインで終わってはいけない」
ディテールの意味は、食べ物や詩、服にも共通します
いい料理は盛り付けまで思想がいきわたり
詩も助詞ひとつで意味が変わる
ジーンズのポケットやステッチだって同じです
いいものは、大きなコンセプトが細部にまで息づいています
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ただし、細部や素材へのこだわり方は人それぞれ
徹底して作り込みたい時もあれば、シンプルに仕上げたい時もある
その時々の暮らしや価値観に応じて選択できることが大切で、そこに設計士の役割があると感じます
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レフトハンズでは、カウンセリングで暮らしに合うコンセプトを探し
最初の方向性を間違えなければ、仕上げの深さは自由に調整できる
建築設計は、コンセプトとディテールが響き合ったとき
「美しい家」になるのだと思います