diary20251104ひらめきとともに
「人生は一行のボオドレエルにも若かない」
真美文藝での詩作の勉強会で
この芥川龍之介の有名な文章の改作の課題でした
「人生は一笑のエンジェルにも若かない」
私の人生には子供の頃からエンジェルが登場してくる
4歳の時に書いた短い文が残っている
天使がベランダに降りてくるというもの花を置きに
キリスト教系の幼稚園に通っていたからかな
何年か前まで手元にあったのだけれど今は見つからない
でも書いている時のうきうきした感覚はおもいだせる
これがわたしが創作したはじめての文章だと思います
次にエンジェルに会ったのは
1998年に一人旅の時に立ち寄ったウィーンの街角
写真展のポスターだったのだけれど
落ち着きのある街並みに少し薄い紫にいろに縁どられた上写真
素敵な写真のポスターに引き込まれ
その写真展を訪れてから、私は写真が好きになりました
大きな大きな写真集を買って日本まで送り届けました
私がものごとをはじめる・または転機にあらわれるエンジェル
時々微笑みかけてくれます
自分が思う以上の文章がかけたり 写真がとれたり
その瞬間は人生のどの場面よりも愛しく感じる
今の私が望むのは文章でも写真でもなく
木で建築・まちをつくることにおいて
エンジェルがあらわれ一笑してくれることを願っています