「内と外」の境界と空間の使い方

古民家の改築をする時
木建をアルミサッシに取り替えると
多くの家ではサッシの内側にカーテンが掛けられているのを見かけます
昔は外に雨戸がかかっていたのでしょう
私は縁側カーテンには反対の立場です
美しくない
和室に障子を使うのはどうでしょうか?
障子は、内外の境界をうまく調整し、光を取り込む効果もあります
縁側では、内と外のあいまいな場所としての機能が大きいと思います
縁側での生活を見られて困ることはあまりないのではないでしょうか
むしろ、自然とつながりながら過ごす時間の豊かさが感じられます
テレビでスウェーデンの住まいについて紹介されているのを見ました
スウェーデンでは窓から家の中(ダイニングなど)を見てもらうように
照明や飾り付けをすることが一般的だそうです
これは、パーソナルな空間の捉え方が日本とは異なることを示唆しているようです
日本では家という空間を見えない壁で囲む傾向があり今はあります
ひと昔まえの日本はどうだったのでしょう