土地の価値とは価格だけなのか?

「土地の価値」という言葉を聞くと、まず経済的な指標を思い浮かべるかもしれません
畑を耕していると、別の価値が見えてきます
これまで先人たちが自然の堆肥を入れ、長い年月をかけて豊かにしてきた土地
その土の力や、受け継がれてきた知恵にこそ、本当の価値があると感じます
そうした土地の上に太陽光発電施設が並び
賃貸住宅が建てられていく現実もあります
それらはすべて節税対策なのでしょうか?
あるいは、現金収入の手段として選ばれたものなのでしょうか?
「豊かで美しい国の土地の有効活用」とは、一体何を指すのでしょう
都市計画の中で、経済合理性だけが優先されるのではなく
山や田畑、そして住宅地がどのように共存していくのか
そのデザインを考えることが、これからの私たちに求められているのではないでしょうか