住宅団地の未来—地方の街づくりを考える

実家がある昭和に造成された団地の風景が変わりつつあります
団地開発から50年以上が経ち
次の世代に住み継がれることなく
多くの家が壊され、新しい家が建てられるようになっています
急傾斜の坂に狭い道路のため、土地の値段が安いのか
50年前の広い土地がそのまま一軒家として建てられることが多いですが
2軒に分割されて建売住宅を建てて売られることもあります
全ては土地の価格のせいだと思います
土地に絡む税金、そして土地を売っている不動産業者の収入の問題が大きいです
もしお金が同じ額だけ手に入るのなら
せめて一般市民が手に入れられる土地の面積を広くしてほしい
土地単価を下げて広い土地を提供しないと
街はますますいびつな住宅ばかりが建ち続けることになります
土地の値段が上がるほど、住宅は小さく、細く、細分化されていきます
地方都市が東京のようにならなくて良いのではないでしょうか
家や街にまつわる豊かさとは何か、その本質をもっと深く考える時期が来ているのだろうと思います