ピエンツァの街角から 温かみのある素材

イタリアのピエンツァで出会った素敵な街角
思わず写真を撮った場所は、実は集合住宅の玄関でした
レンガの壁に木製の建具、そして変換まわりに置かれた焼き物の植木鉢
素材やデザインが住む人々の暮らしが自然と溶け込んでいるような印象を受けました
日本の集合住宅はどんなでしょう
工場で作られたサイディング、アルミサッシ、プラスチックのプランターといった無機質な素材が目立ちます
レンガや木の柄がデザインされたサイディングでも、どこか冷たい印象を感じてしまいます
もちろん、これらの素材にもメリットはありますが
生活の中で肌に触れるものが温かみを感じさせてくれるのか、機械的なものか
心地よいのはどちらか少し考えてみるとよいと思います
もし選べるのであれば
私はイタリアのような、素材感があたたかく、住まいが自然と調和するような空間で過ごしたい
日本でも、無機質な家ではなく、地域産木材や自然素材を使い、もっと温かみを感じる家が建てられる
無機質な家が多い現代、住まい手の個性や世界観に合った空間作りができれば
きっともっと居心地の良い家が増えていくはずです