都市の木造住宅 まちなかで木を生かす

まちなかでは建物が密集しているため、火災の延焼を防ぐための厳しい規制があります
特に防火地域では、木造の建築は基本的に認められていません
一方、準防火地域では、一定の基準を満たせば2階建て・3階建ての木造住宅を建てることが可能です
規制をクリアするためには工夫が求められます
外壁や屋根の仕様、開口部の防火性能などに配慮しながら計画しなければなりません
木造住宅であっても、外観を工夫すれば一見すると鉄筋コンクリート造や鉄骨造に見せることは比較的容易です
しかし、木製の玄関ドアや窓枠を取り入れたい場合には、防火設備の基準をクリアする必要があり
一層の検討が求められます
「木の温かみを感じる家を建てたいが、防火規制をクリアできるのか?」と悩まれる方も多いでしょう
都市部で木造住宅を実現するには、設計の工夫と法規の理解が欠かせません
木造建築の可能性を広がりはじめた今、私たちは建築主と木の意味を対話をしながら
木の使い方検討しています