木のリズム・ドライブ in 徳島
先月の徳島出張の際に感じた木のリズム
川と山・大きな木・建築・木の使い方と
いろんな場所で木を感じてきました
それらをも包む自然の大きさに
心地よく迎えいれてもらってエネルギーをもらってきました

徳島で記憶に一番のこっているといえば吉野川
川沿いには道路が整備されています
川越しに遠くの山をみながらのドライブはとても心地よい
車での物流になる前は
この川が物流を担っていたのでしょう

大きな木に会いたければ
神社に行けば良いということに気づいたので
阿波の一宮の大麻比古神社へ
ご神木の楠の木(樹齢千年以上)を見上げてきました
車で通る参道に設置された灯篭と大樹の並びも壮観でした

あてもなく中古住宅を探している日に
たどり着いた阿波史跡公園
古代生活ゾーンの竪穴式住居を見てまわりました
丸太でものをつくる
縄でとめるなどの知識と技もさることながら
玄関の跳ね上げドアの受け木に感動
二股の木をうまく使っているだけなのに
実用的なアートにかんじました

吉野川沿いにある脇町につくられた芝居小屋
脇町劇場オデオン座
昭和9年につくられた木造2階建ての建物
ステージに立っても
1階客席で寝転んでも
2階客席にすわっても
なんかみんなが一体になれるようなサイズ感とスケール感
それには柱や天井・床のつくり方・手すりの高さなど
建築側の工夫がたくさんありました
いつかこんな芝居小屋で観劇をしてみたい

旅の最後は徳島県の先進事例
新居浜町県営住宅2号棟の建て替え事業
国内ではじめて実現した
「あらわし木造4階建て県営住宅」
地元の材料を使って、地域の工務店が施工できるように考えて設計されたもの
見学時は入居者の方に住戸の中に入れていただきました
間取りは各戸で違っているようですが
・室内が明るいと感じたこと(1階の住戸)
・部屋の間仕切りがあいまいで広く感じたこと
木を使うだけでなく、住まい方の提案もされた建物でした
今回は徳島杉やヒノキが植えられている山に訪れる時間がありませんでしたが
次回はこれらの建物をつくる木を生み出している山へ行きたい
後楽園 with 木のリズム・ウォーク を読む