森林の大国・日本の国土の未来
日本は山が多い国で、国土の約3分の2が森林に覆われています
そのうちの40%は人工林で、人々が手をかけて植えた木々です
つまり、日本の国土の27%が、人の手による森林であると言えます
この事実から、木材を建築や生活必需品として活用してきた日本の歴史を感じます
特に、戦後に植えられた木々が伐り時を迎えている今これからの国土との向き合い方が問われています
持続可能な木材利用や森林管理を進めることで、次世代にも豊かな自然を残していく必要があります
高野山はその象徴的な場所の一つです
建物の火災のたびに周辺の山から木を伐り出し
植林して育てるという循環型の森林管理を長年行ってきました
こうした人工林の歴史は、私たちに持続可能な木材利用の重要性を教えてくれます
photo:高野山奥の院