構造設計者と組む|木造空間の自由度

大学卒業後に入所した設計事務所で
温泉センターの設計補助を担当しました
このプロジェクトでは
RC(鉄筋コンクリート)壁の上に丸太を組んだ木のトラスで屋根を支えるというユニークなデザインが採用されていました
設計打ち合わせに参加する中で、構造設計士が所長のイメージを共有し、それを形にして計算してくれる過程を見ていてとても興味深く感じました
特に印象的だったのは
素材としての木に対する意匠設計士と構造設計士の視点の違いです
意匠設計士がデザインや美しさを追求する一方で
構造設計士は強度や安定性を計算します
この二つの視点が融合することで、木の持つ可能性が広がり、空間設計の自由度も増すことを実感しました
構造設計士と一緒に仕事をすることで、木をより強く、より安全に活用でき、設計の幅が広がります
結果として、空間に新たな可能性を生み出し、自由で美しい建築が実現するのです