働く小屋の再生:古民家宿13

広島県の山間の農家(民家)には
敷地内に母屋と働く小屋(納屋と蔵など)がセットで建っていることが多いです
以前改築させていただいた
庄原のwelcomeさこちゃんち(民泊)も
母屋と 納屋と
農機具小屋と 薪小屋があります

薪小屋には
生前お父様がつくられた薪と
以前の改築際して解体して使わなくなった 木材があふれかえっていました
料理・お風呂などを木をつかっていた時代には
重要なエネルギーですから捨てることはないですよね

残された薪を使うことと
また大きな空間をあ暖めるために
改築に際して薪ストーブを設置されました
あっというまに消費される薪
春と夏はお庭つくりをして
秋と冬には次年度を見越して山の整備と薪づくりの生活が続きます

梁がリズムよく架けてある小屋が私は大好きなので
現場に行ったときは
薪小屋へ 納戸の2階へ
湿気があったこと
壁が一部ずれていたこともあって
私も参加して(率先して)壁に空気を入れる開口をあけました
竹で組んだ下地は残して

続いてお施主さんが内部の整備をされて反対側にも開口を
土間をコンクリートにして
残された木で内部の壁・外壁の意匠を
働く小屋は整備され
お庭を見ながら休憩できる小屋となりました
働く小屋は構造がシンプルでわかりやすく魅力的な空間です
母屋の改築を依頼されると必ず働く小屋をみさせていただきます
ぜひ活用を考えられてはいかがでしょうか