残るもの 五島列島の北の端 野崎島に行った時のこと かつて集落があり生活があった場所 木造の家は植物にのみこまれ腐敗し 集落が鹿の栖とかしていました そのなかで残っているのは 丘につくられた小さなレンガの教会 島の住民・信者が費用を捻出してつくられたもの 長年の宗教弾圧のあとの自由を手に入れた人々の喜びが形に この建物を見た時から 建物を見る視点がひとつ加わりました なにが残っていくのか なにをのこしていくのかが