ひろしまのまち歩きの日
子供の頃から、まちを歩くことが好きでした。
歩きながら建物や風景を見ることが楽しくて、
それが建築に興味を持ったきっかけだったと思います。
建築を学びはじめた頃は、
大きな建築に憧れていました。
でも途中で、
そういう建築をつくる自分ではないのではないかと思い、
悩んだ時期がありました。
その時、
ヨーロッパを放浪することにしました。
旅の最初の日、
デンマーク・コペンハーゲンで出会ったのが
ツーリストインフォメーションのまち歩き企画でした。
ガイドさんと街を歩き、
普通は入れない場所を案内してもらい、
途中でガイドさんの好きなカフェに入ってお茶をする。
そのツアーで、
ノルウェー人のラガハイドと二日間一緒になりました。
その時、
彼が「あやこ、楽しんでる?」と聞いてくれました。
その言葉で、
まちを歩くことがとても楽しいことだったと
思い出しました。
それから五か月、旅を続けました。
帰国してから設計事務所を開き、
広島のまちを人と歩いてみてまわりました。
歩くことでまちが良くなる、
そんな文章を記者の方に送った記憶もあります。
もう20年以上前の話です。
もし今のようなツールがあったら、
もっといろいろな人と出会い、
一緒に歩いていたのかもしれません。
最近、
十日市のまち歩きの企画があると聞いて参加しました。
はじめて空鞘稲荷神社にも行きました。
昨日の日曜日は、
己斐駅前のカフェ「不二屋」を経営されていた方の
ご親族の方とまちをめぐりました。
己斐製氷がなつかしいと、
のぼりがある店に入り、
昔の話をお店の方とされているのを聞きながら、
思い出のまちと、
今のまちを行き来するような時間でした。
私はずっと安佐南で育ち、
過ごしてきましたが、
最近、
広島三角州の中に家を借りました。
住んでいる場所が変わるだけで広島のイメージも随分とかわることを体感しております
歩く基点ができました。
これからは趣味として、
まちを見ながら、
住みやすい場所や、
拠点にできそうな場所、
不動産として可能性のある場所を、
ゆっくり探していきたいと思っています。
まちを歩くことは、
やはり楽しいです。