have a place

have a place|リノベーション|在宅ワーク

have a place|リノベーション|在宅ワーク

戸建住宅の中にある和室6畳を

小屋にリノベーション

・周囲の音を気にせずリモートワークできる

・温熱環境がコントロールできる

・子供たちと対面学習できる

・協同で仕事をする人が集まれる

スペースHAPができあがりました


 

have a place|リノベーション|在宅ワーク

電動車いすで動きまわる床の仕様は
バリチークという固い木材

本棚やスイッチ・ドアの引手の高さも
使いやすい位置を現場にて検討

have a place|リノベーション|在宅ワーク

玄関と和室を隔てていた壁をなくし

来客は玄関正面のゲートをくぐり
部屋にアクセスできるように

have a place|リノベーション|在宅ワーク

家の北側の部屋なので

格子を通して光を取り込む

季節・時間によって

いろんな表情を見ることができます

have a place|リノベーション|在宅ワーク

今まで活動していた部屋から

丸いゲートをくぐると

オンでもオフでも使える

自分だけの居場所が完成しました

 

下記の記事は

設計から完成までの

プロセス

ブログになります

 

 

 

はじまりは小屋から                     2023.09.11

リノベーションのはじまりは小屋から:hap01

『小屋を建てることを思案中』と

イラストつきのメールが友人から

 

『庭のあいている場所に小屋を建てれるかな』と

子供の勉強部屋または

オンライン専用の仕事場として

 

絵を描ていたらワクワクしてきたので

私に伝えたいとのこと

 

メールをもらった時は

私は実家の改装中で大忙し

設計者・施工者・施主と娘として

リノベーションのはじまりは小屋から:hap01

写真とともに

『小屋って響きは想像を掻き立てるね』とだけ返信

 

大きさは4畳半程度・電気だけがあればよいとのこと

 

『小屋って言葉は子供の頃の段ボールの秘密基地の延長』

『小屋は自由だから面白い』

『自由すぎて大変と思うか人次第だね』

『段ボールでわくわくできたのだから。。。』

 とはじまりは小屋談義

 

設計依頼                                   2023.09.11             

設計依頼 設計料と設計の目的:hap02

なにをどれくらいの予算で

誰に設計してもらい

誰に工事してもらうか

 

家をつくるうえで

選択することはたくさんあります

いろんな条件や要望を適えながら

 

『小さいし遠いし。。。』とメールあり

『小さいのも遠いのもかまわないけど設計料最低40万円はかかるよ』と返信

 

『プロセスを考えて実行することを楽しみたい』と

レフトハンズが一番大切にしていることを言われると

『はい仕事させていただきます』と

仕事受けないではいられない

 

予算と工期のめどを聞いたうえで

会話がなりたつ場合は

設計をお受けさせていただいてます

 

条件を整理するために米子へ

 約20年前に米子出張時に知り合った

友人の近況と家の状況を確認へ

 

設計士が入ることが有効な仕事かどうかが

設計士が必要なのかなが

一番気になるところです

現地調査                                  2023.09.13

現地調査 リノベーション前の家の把握:hap03

現調に米子へ

・小屋を建てるスペースがあるか
・家の間取りはどうなっているのか
・家の仕様がどの程度なのか(構造・断熱等)
・住人の構成は
・施主本人の行動範囲(歩行・車イスで)

なぜ小屋を考え始めたかを聞くことが一番
大まかな間取りを理解することが二番

家の外でも中でも居場所がつくれることがわかり
安心して
初見で思いついたことを
ザーッとお伝えして帰りました

現地調査 リノベーション前の家の把握:hap03

帰宅後

簡単な現況図を書いて送付

 

現況図面と現調の話から

施主が思いついたことが書き込まれた

2枚の絵が文章とともに送られてきました

 

「両親と玄関が別」

「両親の在宅スケージュールと関係なく生活も仕事ができる」

「自分の寝室と仕事部屋が別」

 

ここが最初の目標となりました

プロジェクト名決定               2023.10.06

計画を楽しく プロジェクト名決定:hap04

計画がはじまりました

過程を楽しむ
計画(プロジェクト)全体をネーミングしようと提案

Have a placeに決定

それぞれの居場所を持つ
計画としてスタート

同時にお施主さんは融資先を探されていました

融資によってはいろんな条件が付くことがあるので
実施設計までに融資条件を整理することをお願いしています

基本設計                       2023.10---2023.12

計画の方向性を決める基本設計:hap05

図:現況ゾーニング

基本設計

現地調査と要望から
将来をどこまで見据えるのか
どんな可能性があるのかを
スカイプまたは対面で打ち合わせしました

計画の方向性を決める基本設計:hap05

図:計画ゾーニング

基本設計①
ゾーニング

「両親と玄関が別」
「両親の在宅スケージュールと関係なく生活も仕事ができる」
「自分の寝室と仕事部屋が別」を可能にするゾーニングを探します

外部に小屋を建てる案は移動の困難さからここで廃案
1階の和室を仕事場に
面積が大きく取れれば仕事場と寝室にと考えていきます

計画の方向性を決める基本設計:hap05

基本設計②
車いすとこれからの生活について

施主が使用している車いす
すべての場所にアクセスできないかを考える

また杖での歩行もあるので
外からの段差などについて話し合う

学習スペースとなる仕事場へのお客様の動線
施主の動線
施主の家族の動線について考える

詳細な寸法の現調
床下・天井裏を見て測って
いろんな可能性をを考える

計画の方向性を決める基本設計:hap05

基本設計③
家族の要望とのすり合わせ(仕事場以外)

打ち合わせに現場に伺い
同居されている
家族の要望を伺う
合わせてプランニングをする

・WCの増設
・物干しの設置(冬の物干し)

計画の方向性を決める基本設計:hap05

基本設計④
基本設計終了

全ての希望をかなえた案と概算予算を提出
ここから実施設計に入る前に
予算と要望の調整を
家族会議をしてもらうことに

実施設計                          2024.04

実施設計図の作成:hap06

基本設計終了後

玄関等の外部空間は変更を加えず

6畳の和室の空間を利用して

計画をすすめることに

詳細な実施設計にはいります

実施設計図の作成:hap06

既存の玄関が広いので

その中で動線を分けることを提案

来客は玄関から正面のドアをくぐりHAPへ

既存玄関からの光を取り込むため

格子のデザインに

 

 

 

実施設計図の作成:hap06

HAP入り口はゲートとして厚みを持たせ

横にベンチと靴箱を

スイッチ・コンセント・棚板の高さは

車いすの生活で快適に過ごせるように

実施設計図の作成:hap06

意匠デザインはもちろんのこと

改装する時にできることすべて

断熱・気密・音の問題・構造の問題を

図面に落とし込んで

見積をお願いしています

 

 

 

工務店を探す                      2024.08                

工事に会った工務店を探す:hap07

施主の要望を聞いて作成した

設計図書ができあがったので

工務店探しを始める

同時に3社見積をとる場合もありますが

今回は1社ずつ

まずは施主さんのお付き合いのある工務店に

見積依頼から提出に1か月以上かかる

設計者からみて見積書の内容から工事に不安有り

金額と大工さんの体調が調整できず

工事に会った工務店を探す:hap07

あらたにお付き合いできる工務店を施主と探す

知り合いに推薦してもらった工務店に

見積依頼

・施主の要望の聞き取り

・見積の速さ

・コミニケーションがとれる

これらを考慮して

最終金額調整へ

 

 

工事に会った工務店を探す:hap07

内容に応じて細かな見積を出してもらう

それは予算調整の為でもありますが

どこまで工務店さんが

図面の理解が進んでいるのかを見ています

細かなものが積みあがって大きな金額になるのですが

そのワンピースの内容を知っておくために

施主・施工者・設計者の思いがずれないように

工務店さんとの契約                  2024.09.13

工務店との契約へ:hap08

工事請負金額打ち合わせの前に

出雲の古家具店へ施主とお出かけ

家具を大工工事でつくってもらうか

買ってきておくか

サイズ的にはつくるのがベストとなる

古道具店で見つけた大きな時計

学習スペースHAPに掛けてみようということに

***

工事内容・契約工期・契約金額・支払い条件等を

工務店さんに伺って打ち合わせ

全てクリアして

契約へすすむことに

 

 

米子へ現場監理①:hap09

米子へ現場監理①:hap09

工事がはじまりました

図面の作成・見積のチェック等は

ネット環境があればどこでもだきるのですが

監理の仕事

特に品質については

現場に出かけていくことが必要になります

米子へ現場監理①:hap09

和室を解体したところに学習スペース

既存住宅は気密・断熱がとれていないので

気密にかんしては

シートだけでなく合板を設置

床下ものぞいてみて床下の換気状態を確認

米子へ現場監理①:hap09

雨漏りがしている部分は

工務店さんが

雨が降る度確認をして

雨道をふさいでいただきました

米子へ現場監理①:hap09

工事に使う材料を現場に集めてもらいました

床板は無塗装の南洋材

車いすのタイヤでもへこみがおこらないように固い素材

壁・天井はヒノキの羽目板に

建具に使うシナベニア

現場にて色味の確認

 

米子へ現場監理①:hap09

光とりの格子壁

一面を格子にするのですが

3d画像でチェック済みですが

現場で再度格子のピッチ等の確認

設計寸法通りではない部分や

納まりを現場監督と建具屋さんと考えます

 

現場監理①                        2024.10.11

送付写真で現場チェック:hap10

「本日家具が出来上がりました」と

現場監督から写真付きで

監理に数回しか伺えないので

現場終わりに

進捗状況確認のため

現場管理の写真を送っていただいています

仕上がりは寸法はチェックできませんが

納まりは前回の打ち合わせ通り

 

 

送付写真で現場チェック:hap10

外壁部分は内部に付加断熱の下地施工

送付写真で現場チェック:hap10

天井はヒノキの羽目板

照明器具の位置も前回指示済

送付写真で現場チェック:hap10

床と玄関巾木の施工

床の向きおさまりもチェック

送付写真で現場チェック:hap10

壁にあける開口の位置大きさ

壁につく照明

現場監督が現地チェックしたものを

図面に表示した内容とともに

遠隔でチェックさせていただいてます

工事担当 株式会社タニシ(米子)

現場監理②                      2024.11.01

米子へ現場監理②:hap11

現場監理2回目

施工が終了した部分のチェック
これからの仕上げの決定です

米子へ現場監理②:hap11

リモコンで開けるアルミサッシ窓
電気のコンセントも
建具枠内でスッキリ納めていただきました

施主と一緒にリモコンで開けてみる

米子へ現場監理②:hap11

玄関に面した光とりの壁と
ゲート部分

監理当日は建具屋さんが
格子の割り付け確認に

建具につく引手の高さを
車いすに座った時
立っている時と現場で確認して決定

米子へ現場監理②:hap11

施主が一番よく通ることになる
開口部のアーチ施工も終わり
部屋内からの見え方等も確認
イメージ通り

米子へ現場監理②:hap11

この開口は
上部は光とりと広さの演出
下部は風通しとちょこっとのぞける開口部に

開口部は設計段階で
高さ・大きさを検討していますが
現場で施工されているのを見ると
どれもよかったと思えるものでした

いいねーって声がもれてしまいました

現場監理③                     2024.11.18

米子へ現場監理③:hap12

現場監理3回目

私が到着した時には
格子部分の施工終了
あとはガラスをはめ込むだけ

米子へ現場監理③:hap12

ガラスが入り

ほぼ完了の竣工寸前の部屋に泊めていただく

米子へ現場監理③:hap12

写真撮影していると
格子部分の工事が大変だったことがわかる

図面に書き創造する仕事と
現場で納める能力はべつのこと

パースに合わせようとしていただいたこと
とてもありがたい

米子へ現場監理③:hap12

施主の今の仕事場から
次の仕事場への通路

米子へ現場監理③:hap12

25日に引っ越しとのこと

have a place
第一話終了に

写真撮影                        2024.11.19

格子と光の写真撮影:hap13

時間による変化を楽しめました
18:00

格子と光の写真撮影:hap13

20:00

格子と光の写真撮影:hap13

6:30

格子と光の写真撮影:hap13

7:30

格子と光の写真撮影:hap13

8:30

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