Yes国産No接着剤
saijyo
防寒用に建具を作成
こだわりの国産栗の床板
杉材でウォークインクローゼット
はじまり:西城の家
2014年秋からの
比婆・西城町の古民家の改装
建材を使わないで快適性をあげる
(国産材・合板をつかわない・ボンド不使用)
改装をめざします
昔ながらの日本の家を
再度勉強して
現在の生活に合う
快適環境をさがしていく作業が続きます
①減築:西城の家
生活のなかで必要に応じて
増築されたものを
『今』必要かどうかを考える
増築・改築の前に
減築の選択をすることも
本棟に付属する下屋部分を
すべて取り壊しました
材料等を運びやすくするために
アプローチの石積みの壁をセットバック
正面のサクラの木が存在感を増しました
解体前
解体後
②間取り:西城の家
母屋とつづきの家畜小屋を
改装することに
***
構造体の架構はまったく変えず
部屋のつなぎ方を変えること
***
少人数で暮らすには部屋数があるので
部屋に名前をつけて
使い方を明確に
季節に応じた使い方もできるように
***
床の高さ・建具などで区切ります
玄関(改装前)
玄関(改装後)
キッチンからリビング(改装前)
キッチンからリビング(改装後)
③床材:西城の家
木材は国産でとの要望ですので
床板はこだわりの
岩手県産の栗材です
巾は150
長さはいろいろと入ってます
短めのものは
少しまとめて小さい空間に使いました
写真は塗装前です
④窓のつくり:西城の家
既存の柱の形がまっすぐでないので
柱の外に枠をつけて
半外付のサッシを取り付けました
⑤土壁・板壁:西城の家
合板・ボードを使用しない場合ので
壁の下地は土または板でつくることに
解体時にこわした土を
水をまぜて踏んで材料を再生
竹を伐り時にきっておいたものを
下地として組んでもらい土をつけて行きます
内部の板壁は
でこぼこの柱の面に合わせ
押縁なしで施工する
板を張るのが大工さん一苦労
⑥明るさ・暗さ:西城の家
外部とつながりのない場所
何部屋として使用するのか
どこから光をとりいれるのか
どこまで明るくするのか
いろんな要素で構成されます
・建具のデザイン・つなぎかた
・照明の付け方・明るさ
・壁の素材・色 など
リビングとして再生しました
⑦建具・家具:西城の家
建具や家具についても
合板とボンドを
使用しないで製作
建具は框戸形式でなく桟戸形式
はめ込むの素材は
杉板またはガラスを使用します
ダイニングキッチンとリビング間仕切り建具
キッチン収納
キッチン収納扉のつくり
⑧キッチンバトンタッチ:西城の家
住みながら改装する場合
設備のバトンタッチの時期があります
***
今回のプランでは
キッチンを新設後
水回りすべてをこわしました
敷地が広いこともあり
仮設のユニットバスが登場
***
合板を使わない工事をしているのですが
唯一使用されているのが
キッチンの天板の下地です
ステンレスのフレームだけのものにすればよいのでしょうが
ここは目をつぶりました
完成写真撮影会①:西城の家
完成写真撮影会②:西城の家
花見のそば:西城の家
お施主さんから
花見のそばの会に誘っていただき
出かけてきました
竣工時には青々とはっぱをつけていた桜の木
散りゆく桜をみながらおそばをいただきました