木組みについて:己斐の家
今のオーナーさんのお父様が
戦後購入されたこの家
築年数はいまだ不明です
戦前の頃の木造住宅と言えば
大工さんが間取りも
木組みも決めたことでしょう
間取りを優先したのでしょうか
2階が乗っている部分の角(写真白線部)に
柱が1階部分にない場所が2か所
現場監督さんと
いろんな考えで大工さんの考えを推理します
年月によるものか
最初からなのか
柱がないことによる傾きが構造体に出ています
柱等で補強していきます
元は伝統工法の柔構造の家を
骨組みを利用して
あらたに剛構造の家としていきます
基礎を設けていないので
地盤の上に
強い箱がのっている状態です
既存壁に
気密状態と構造補強のため合板を貼ります
一部間取りの変更も行うため
弱い部分には
梁の補強をしていきます