手が届かない天井
![手が届かない天井](/wp-content/uploads/sk-21-102.jpg)
先日竣工した家は
前改築をした大工さんも
天井工事を大切にされていたようです
* * *
屋根とは別に天井を設ける場合は
吊り下げることが多いのですが
その吊り下げる部材のピッチや部材を工夫して
写真のようなデザインに
* * *
日本の木の建築はほぼ天井は木材で作られてきました
床や壁の手が届く部分でさえ木材をつかわれていない現在
手の届かない天井に木材でつくる天井はなってしまうのでしょうか
2021/09/10
飾り窓
![飾り窓](/wp-content/uploads/sk21-96.jpg)
十字の格子が入った飾り窓は
今回改築した家の
さらに前の家で使われていたもで
蔵に保管されていました
リビングと玄関の間の壁にはめ込みました
少し気配を感じる程度の大きさです
リビング側はこの窓の下にソファーが置かれる予定です
改築現場に伺うとどの家も古い建具が保管されていることが多いです
ものを大切にする心と場所があったのだなと
時代を超えてつかわれる建具は
家の時間をつないでくれています
2021/08/31
街中洞窟タブラオ
![街中洞窟タブラオ](/wp-content/uploads/k-53.jpg)
広島で70年続いている珈琲屋さんの
70周年お祝いの席
いつも珈琲を売っているお店を
洞窟タブラオに見立てて
日常とことなる空間のつかいかたはおもしろい
2021/04/18
廊下
![廊下](/wp-content/uploads/k-23.jpg)
移動する空間といえば
外から内側⇒玄関(他もありますが)
廊下
階段
などでしょうか
私がプランニングする時に気を使っているのは
ただただ長く暗い廊下はつくりません
施主にお願いされない限り
日本の家の大きさからみて
廊下をつくると部屋の面積を削ることになるからです
大きなアメリカの映画でみるような家
個室を基本とする家の場合は必要になるでしょうけど
2021/02/13
余分な部屋
![余分な部屋](/wp-content/uploads/k-21.jpg)
家の中でも
私的な部分と公的な場所のグラデーションがあってよいと思う
現状は寝室とリビングという
超私的な場所と超公的な場所
それ以外に中間的な場所はあまりない
なんでも使える場所をつくることが
公的にも私的にも使えるばしょがあると
いろんな広がりを感じることができるのではないでしょうか
2021/02/09
L+DK
![L+DK](/wp-content/uploads/k-14-1.jpg)
私が育った家
ダイニングキッチンとリビングは別の部屋でした
リビングについては時代によりいろんな場所に変わりました
父が設計した家ですが
この使い方がすごく日本的だなと思います
火があった場所以外はどこでもどのようにでも過ごせる
LDK+個室というのはマンションの間取りによく見られます
ついでに建売にも
キッチン・ダイニング・リビングの使い方を整理すると
自分たちの間取りが作れると思います
photo:緑井の家 キッチンからダイニング
2021/01/28
景色のとりこみ
![景色のとりこみ](/wp-content/uploads/SK-204.jpg)
築100年の家
北側で閉じられたいた場所を
あけてみたら素敵な風景が遠くまで
庄原の田園風景を窓で切り取って
お客様をお出迎え
家を改築するとき新築するとき
そこから見えるものをどれだけ意識していますか
こころの中の空間がひろくなりますよ
2020/10/30
トップライト
![トップライト](/wp-content/uploads/SK-200.jpg)
窓からのひかりと違う
上からのひかりを取り入れられるトップライトは
空間を違うものに感じさせてくれる有効なスパイスです
屋根に開口を開けるということは
雨水の処理をしっかりおこなわないといけません
長年の使用に耐えうるようにメンテナンスも
トップライトが開放できるばあいは
夏の暑いときに上昇する空気の逃げ場をつくることができます
2020/10/26
住居+アルファー
![住居+アルファー](/wp-content/uploads/SK-196.jpg)
ひと昔前約40年前の家には客間というものがありました
リビングはなくダイニングキッチンが家族の場所
客間は+α的な要素だったのでしょう
レフトハンズの事務所は住宅のなかにあります
写真の陶芸作家さんの工房も住宅のなかにあります
これから改装する家も余白な部分はお客さんを招く場所に
住居+αがあるんです
実はその場所が多目的に使えるんです
どんな場合も変更がきく間取りが作れるのが日本の木造建築の良さです
ひとつ部屋を多めに設けてみては
または子供部屋後の有効活用を考えましょう
2020/10/20
窓の自由
![窓の自由](/wp-content/uploads/SK-192.jpg)
オランダに住んだことがある方に薦められて行った
クレラー・ミュラー美術館
ゴッホ美術館に次ぎゴッホの作品が所蔵されていることで有名です
その中に窓で印象に残った展示空間がありました
窓の大きさ
窓の設置高さ
窓の割方
窓と展示品との関係
窓からの風景
どれも私は好きな場所でした
今の日本の住宅では窓の性能・素材・大きさ等
窓にはたくさんの自由があります
うまく使いこなすだけで
ワンランクアップして空間になりますよ
2020/10/14