道後温泉本館
![道後温泉本館](/wp-content/uploads/sk202411-3.jpg)
松山に何度も行くのだけれど
道後温泉に入ったことが無かったので
改修中ではありましたが
本館のお風呂につかりに行きました
在来木造の良いところは
改装・改築が簡単におこなえるところ
平面図を理解していないですが
改修を重ねてこんな大きな建物に
わけのわからないところに
入り込む感じがワクワクします
あとから建物を見回すと
外から見ると入り口がたくさん
![道後温泉本館](/wp-content/uploads/sk202411-2.jpg)
改修中は霊の湯のみ営業
こちらの入り口から
![道後温泉本館](/wp-content/uploads/sk202411-1.jpg)
神の湯への入り口は3か所
以前はこちらから
身分と性別で入り口が分かれていたそうです
![道後温泉本館](/wp-content/uploads/sk202411-5.jpg)
現在のメインの入り口は
温泉街の商店街に向かって開けています
舗装工事の最中でした
![道後温泉本館](/wp-content/uploads/sk202411-4.jpg)
屋根が切り返しが多いのが
位が高い、地位が高いということでしょうか
こちらの入り口は皇室用です
2024/04/01
牧野植物園展示館
![牧野植物園展示館](/wp-content/uploads/SK202409-2.jpg)
高知県立植物園には
記念館・展示館と温室があります
温室はガラス張りなのですが
この9mの塔が入り口
素敵な空間体験ができます
植物が光を求めることを理解するとともに
![牧野植物園展示館](/wp-content/uploads/SK202409-6.jpg)
見学当日は雨でしたが
記念館と展示館は
植物に必要な水と光をデザインされているので
最良でした
ところどころにある竪樋から落ちる雨水
屋根の形状からどこで水を落とすかという問題を
シンプルに水盤に落とすデザインに日本の伝統を感じます
またどこまで屋根を掛けるかも
相当考えられただろうということも
![牧野植物園展示館](/wp-content/uploads/SK202409-3.jpg)
私のお気に入りの場所は
展示館の一番低い部分は
イベントホールのようですが
シダ植物の下に自分がいるようで心地よい
![牧野植物園展示館](/wp-content/uploads/SK202409-4.jpg)
棟と両サイドの軒との距離をかえながら
屋根がつくられ
その中に空間が入っているのですが
距離が短い場合は集成材の梁をそのままかけられ
距離が長い場合はトラスが組まれています
わかりやすくすっきりとした空間は
心が安定します
![牧野植物園展示館](/wp-content/uploads/SK202409-5.jpg)
東京の設計事務所在職時に
設計に携らせていただいた温泉館の梁を思い出しました
あらためて空間のデザインて楽しいなと思う建築です
竣工から時間を経ても美しくたもたれているのも魅力です
2024/03/29
大崎上島ちゃり旅
![大崎上島ちゃり旅](/wp-content/uploads/20210229-2.jpg)
竹原港からからフェリーに乗り白水港へ
大崎上島初上陸
観光案内書でちゃりを借りて
34.5キロの島一周にチャレンジ
島の大きさを体感しました
高低差から平地・山を
食べ物をさがして商業地を
風景をみて産業を
![大崎上島ちゃり旅](/wp-content/uploads/20210229-3.jpg)
この島で多く見かけたのは
まずは港でした
七つの港でしまなみ海道ともとびしま海道ともつながっています
島から島への旅を楽しめそうです
![大崎上島ちゃり旅](/wp-content/uploads/20210229-4.jpg)
次に造船所
木造船の時代から造船業で島が栄えたようです
囲いもなく船がつくられる光景を見ることができます
![大崎上島ちゃり旅](/wp-content/uploads/20210229-1.jpg)
造船業の栄華の部分がほんの少しだけ残っていて
木江の街に高層の木造建築が
写真は五層の木造建築です
![大崎上島ちゃり旅](/wp-content/uploads/20210229-6.jpg)
従業員のアパートだったのでしょうか
東京の同潤会アパートを思い出すような建築も残ってました
再生すればここも観光の拠点にできそうです
回周道路のまわりには
柑橘の木々にオレンジや黄色が
山を見上げれば
石切り場が
石をつかった造形物も見つけることができました
小学校の社会科の授業であった
地図を読む
そんな時間でした
2024/02/29
原点
![原点](/wp-content/uploads/sk2024-5.jpg)
前にも書きましたが私の絵本以外の読書の記憶の始まりは
ロビンソン・クルーソー
この本の中でいろんなものがつくられていきますが
・住む場所を選び
・住まいをととのへ
・周辺の環境を学び
・船をつくり
・土器・パン・衣服をつくる
・友達と楽しく暮らす
その中でも家をつくる章をワクワクして読んだ覚えがあり
それが今の仕事につながっているのは間違いない
本を読んだ後遊びの中で
木の上に板を張ったツリーハウスにつながるものをつくったし
発砲スチロールの箱で船もつくって川に浮かべました
自分の得られる環境のなかで
最大限の自由を求めて
快適に暮らす場所を創造することが好きみたいです
今でも
あらためて思いました
2024/01/13
memory of life
![memory of life](/wp-content/uploads/sk093.jpg)
食べ物・色・匂い
様々な思い出の扉がありますが
私の場合は空間の中での動きみたいなもので
ぼわーっとしたもので思い出します
物的に建物の思い出ではありません
今回改装したあさおか台の家
子供の頃のことは大半はこの家の敷地の中に
その場所を改修することで
いろんな思い出がよみがえりました
写真の和室洋間の2間続きの場所は
最初は祖父・祖母の生活空間
父親の葬儀をした場所
親族が集まりお祝いをするところ
これからは母がいつしか生活する場所に
それまでは昔使っていたものと
まったく同じロッキングチェアーと
大切にしまわれたアルバムたち
着古したものに愛着があるように
家には性能だけでは語れないものがあります
memory of life…
2023/10/20
塗るデニム
![塗るデニム](/wp-content/uploads/sk-092.jpg)
実家の改装
和室にデニムを塗ってみました
デニムの繊維が入った塗り壁です
デニム工場から廃棄される布を粉砕したものを壁に
この家を設計した父親がジーンズ好きだったこと
天井の布クロスが50年前から紺色なので
インスタで流れてきた広告を見てすぐ採用
色は少し調色して和室に合うように
既存の客間の家具と合わせてみました
2023/10/06
ロッキングチェアー
![ロッキングチェアー](/wp-content/uploads/sk-091.jpg)
今年の夏は8月9月は
実家の改装にかかりきりでした
設計・施主・自主施工部分と
家の歴史を知るために写真を見返していると
ロッキングチェアーにのっている姿がたくさんあったので
母の改築祝いにその当時のデザインのものを探し
リペアして姉弟でプレゼントしました
これから母が老後にお庭を見ながら過ごすのに
家族との思い出を振り返りながら
そんな時間に一番似合う椅子だと思います
![ロッキングチェアー](/wp-content/uploads/reno07-07-3-rotated.jpg)
久しぶりに座ったら
思い出の座り心地と違いました
イスが小さく感じました
2023/10/05
アートプラザ
![アートプラザ](/wp-content/uploads/DSC03209.jpg)
磯崎さんの作品を見たのは
大学時代に熊本から広島に帰る途中
北九州市の美術館と図書館と2つ
まだ設計課題もしてない頃でしたので
空間の記憶があいまいでした
![アートプラザ](/wp-content/uploads/DSC03243.jpg)
アートプラザに足を踏み入れて
あらためて磯崎さんのすごさに気づきました
とにかくわかりやすい
これは公共建築には大切な要素だと思います
![アートプラザ](/wp-content/uploads/DSC03203.jpg)
コンクリートを木造の組み物のように
軽く見せている
![アートプラザ](/wp-content/uploads/DSC03201.jpg)
空間構成と
ディテールの意味が重なっていることなどなど
私がめざしたい建築を
体感することができて幸せな時間でした
もっと磯崎作品を見ようと思いました
2023/05/07
風の丘葬祭場
![風の丘葬祭場](/wp-content/uploads/DSC03195.jpg)
葬祭場の見学に向かい
そこが古墳のそばであることに
立地の妙を感じました
![風の丘葬祭場](/wp-content/uploads/DSC03198.jpg)
こう配屋根の角度が気になって
ぼーっと見ている私です
![風の丘葬祭場](/wp-content/uploads/IMG_20230314_155735.jpg)
コンクリートのディテール
![風の丘葬祭場](/wp-content/uploads/IMG_20230314_160346.jpg)
手すりの作り方と
光の取り込み方
![風の丘葬祭場](/wp-content/uploads/IMG_20230314_160920.jpg)
アプローチのフェンスのディテール
かたちをつくる面白さを
思い出させてくれる建物でした
2023/05/06
ゆうステーション(道の駅小国)
![ゆうステーション(道の駅小国)](/wp-content/uploads/IMG_20230314_112347.jpg)
大学入学してすぐの5月くらいに
小国町での宿泊研修に参加しました
![ゆうステーション(道の駅小国)](/wp-content/uploads/DSC03114.jpg)
その時おとづれたゆうステーションは
バスターミナルだったと思いましたが
今は道の駅も兼ねています
![ゆうステーション(道の駅小国)](/wp-content/uploads/DSC03104.jpg)
単純明快な形とガラスで
子供の頃訪れた
広島にあった丹下さんが設計した
児童図書館を思い出しました
![ゆうステーション(道の駅小国)](/wp-content/uploads/IMG_20230314_111355.jpg)
天井はべニアであることに
今回気が付きましたが
30年以上も前の建物ですが
木のトラスの軽やかさは
今でもずば抜けていると思います
![ゆうステーション(道の駅小国)](/wp-content/uploads/IMG_20230314_111517.jpg)
2023/05/05