自然素材と時間

夜な夜な
収穫したライ麦の穂を加工する作業をしていると
素材の自然な色や形に魅了されながら
かたちが揃ってないことのでかかる手間にイライラしたりする
* * *
しばらく作業していると
その中でも効率的な動きができるようになる
「なぜ急ぐひつようがあるのか」と思いながら
楽しい作業ならゆっくり行えばよいではないか
* * *
建築を建てる時も効率が求められてきた
手間をかけることができない時代が続いている
工業化されたプロトタイプの家達
それを推し進めてきたなかで
自然素材の良さを抽出する技術はどこまでのこっているだろうか
表面的・デザイン・言葉としての
耳障りの良い自然素材
使う時には作業の時間も考えていかなくては
職人さんたちが作ることを楽しんでいた時代は
またくるのだろうか
2022/09/30
農繁期休暇

麦を育て始めて感じる
自然にまつわる言葉たち
第24候「麦秋至る」5/31~6/4に
麦を収穫いたします
少し上の年代の方たちが
こどもの頃は農繁期休暇というものがあったと教えてくれました
これからも麦を育てていくなら
この時期は
レフトハンズは農繁期休暇ということに
といっても
作業はみなさんの力をかりるので日曜日
6月前半の日曜日の打ち合わせだけお休みです
2022/06/01
ライ麦出穂

4月1日
ライ麦の穂が確認できました
昨年より2週間遅い出穂
現在背丈90㎝
刈り入れ時は2mになります
雨風穏やかで倒れることなく育つとよいのですが
2022/04/02
いろんな草とともに

この時期は麦畑に行って
なにもすることはないのですが
もしこのライ麦まわりの雑草が気になったら
忙しい日々になることでしょう
ライ麦が2mまで伸びる間に
共生できないものは枯れてゆくだろうと
緑や赤のじゅうたんの上に育つ
ライ麦はきっとおいしくなるはず
2022/02/28
ビスコッティ

麦の種まきがひと段落したので
併設したpantripのパン工房では
日曜日ごとビスコッティが焼かれ
幸せな香りが空間に充満します
麦つくりをはじめた年は収穫が少量で
外皮を含めた全部を粉にして焼いたのが始まりです
今年は豊作だったので
さらに麦粒を入れ込んでみました
麦一つにしてもいろんな形で
さらにアーモンドもいろんな形で入れ込んでます
ものつくりはなんでも楽しい
2021/12/06
麦の発芽

ライ麦に続いて種まきした
麦も発芽しました
麦畑全面があかるい緑の産毛をはやした様
することは何もないのに
発芽期には畑にでかけたくなります
2021/11/29
ライ麦発芽

約20日でライ麦が発芽しました
芽が出るまでは何もできないので神だのみです
一年内で作付け・収穫できる農産物でも
自分で育てるといとおしい
50年・60年かけて育てられる木も
大切に使われて循環していくことを願いたいです
2021/11/22
ライ麦種まき

60坪のライ麦畑を
この精度で種まきしている人はいないでしょう
おそらくする必要はないでしょうけど
美しいライ麦の茎を得るためチャレンジ
仕事終わりに畑に行って少しずつ
5センチ間隔に一粒を
腰まげてまいていきました
麦が倒れなければ収穫まで作業はないので
気合を入れた種まきです
2021/11/05
畝つくり

機械で作付け・機械で刈り取りとなると
どのように植えるか考えないでよいのでしょうが
手で作業をする予定なので
昨年の反省も踏まえて
畝の間隔を決めていきます
畝ひとつに二列植えたのが倒れの原因だと思うので
贅沢に畝一つに一列
ストローハットが作れるような良質なライ麦の茎を目指します
52畝
一年で消費できる量を計算して
目指す収穫量を決めて算出
2021/11/01
耕す

鍬で耕すには大きすぎるライ麦畑
1回目は
畑のオーナーが自分の畑を耕してもらうので
一緒に麦・ライ麦畑をさっとトラクターで
2回目は
農機具倉庫がない農業なので道具はすべて借りることに
ジュンテンドーで1日借りて2000円のトラクターで
昨年の残りの肥料を入れてまぜました
やせた土地・寒い土地に生えるライ麦
どんなものがそだつのでしょう
2021/10/25
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