お祭り広場公衆トイレ
![お祭り広場公衆トイレ](/wp-content/uploads/IMG_20230313_142823.jpg)
建築を見るために熊本を訪ねるので
新しいアートポリスプロジェクトを見ようと
調べたところ
大学の近くの立田山自然公園に
設計競技で建てられた公衆トイレを発見
![お祭り広場公衆トイレ](/wp-content/uploads/DSC02982.jpg)
公衆トイレのブースが
山に向かって並べられ
ブースから出ると山
いったん暗い手洗い場
ブースと外の中間を消去
![お祭り広場公衆トイレ](/wp-content/uploads/IMG_20230313_142521.jpg)
そのかわり
ブースで囲む内部空間には
抜けわたる青い空
![お祭り広場公衆トイレ](/wp-content/uploads/IMG_20230313_142947.jpg)
ランダムに組まれた丸太の屋根は軽く安く仕上げ
どこまでも風が抜けわたる
公衆トイレの新しい形を見ました
良い建築を見せていただきました
2023/05/02
熊本城
![熊本城](/wp-content/uploads/DSC02964.jpg)
熊本城をいろんな角度から見上げ
すごした大学時代
震災後の熊本城に
久しぶりに入城してみました
![熊本城](/wp-content/uploads/DSC02954.jpg)
本丸が復旧されたので
アプローチ用の通路がつくられ
いつもと違った視点で
お城を眺められ楽しめます
一種のアトラクションの用
![熊本城](/wp-content/uploads/DSC02942.jpg)
崩れた石垣は壊れないように
モルタルがけに
![熊本城](/wp-content/uploads/IMG_20230313_124522.jpg)
天守から二の丸公園を見る
お城に行く=二の丸公園
木の下でどれだけの時間を過ごしたか
30年たっても大きな木は変わらず
![熊本城](/wp-content/uploads/IMG_20230314_073657.jpg)
石垣復旧のため
ナンバリングした石がならべてありました
もとの位置で組直すため
壊れていても熊本城のパワーは健在でした
2023/05/01
樹木と建物
![樹木と建物](/wp-content/uploads/sk-035-4.jpg)
建物を西日から守るための欅並木
山形・酒田の山居倉庫の景色
どちらも残っている幸せな関係
![樹木と建物](/wp-content/uploads/sk-035-2.jpg)
青森・弘前の長勝寺参道
参道にはお寺がたくさん
こちらは建て替えがおこなわれていますが
参道の樹はそのままに
![樹木と建物](/wp-content/uploads/sk-035-3.jpg)
秋田・男鹿半島
なまはげ伝承館裏の神社
山の中に建てられた祠は樹に囲まれている
![樹木と建物](/wp-content/uploads/sk-035-5.jpg)
山形・羽黒山
国宝五重の塔と杉並木
建物より年長の杉も点在する
![樹木と建物](/wp-content/uploads/sk-035-1.jpg)
山形市内の博物館
山形城内にもってこられた建物は
樹と一緒に保存される
2022/10/11
土門拳記念館
![土門拳記念館](/wp-content/uploads/sk-34-1.jpg)
若い頃好きな建築はと聞かれたら
フィンランドのアアルトのイマトラの教会を見に行くまでは
土門拳記念館と答えていた覚えがあります
この夏再び酒田へ出かけたので
追空間体験へ
前回訪れた時は大学四年生になる前の春休み
建築の詳細については理解をしていなかったので
空間構成のみを追っかけていた
体験的にはリアルに思い出せる
その空間の構成が
土門拳さんの写真との向き合い方を
見ているような感じを受けて
空間づくりとはそういうものかと感動しました
今回の展示はいろんな手の写真
前回の時は展示は手ではなかったけど
手の写真集を買ってきていました
そんなことも忘れて
事務所の名前を決める時に思いついた
レフトハンズ
いろんな時間が重なってみる
土門拳記念館は大切な場所になりました
好きな建物ではずっと座っていることができる
2022/10/07
奥の細道
![奥の細道](/wp-content/uploads/sk-32-1.jpg)
東北を旅していると
松尾芭蕉の名を目にすることが何度か
旅スキの私でも
芭蕉43才にして150日の旅は驚きに値する
それも徒歩にて
永遠に変化のないものごとの本質「不易」
ひと時も停滞せず変化を続ける「流行」
この両面から俳諧の本質をとらえようとしていた芭蕉
建築もその両面において成り立っているが
不易の部分に目をやることを忘れた建築は
もはや建築でもないような気がします
2022/08/29
駒蔵
![駒蔵](/wp-content/uploads/sk016-3.jpg)
時々ずーっと
見ていたくなる建物に出会います
この駒蔵もその一つ
いろいろ考えてこの形になったんだろうなと
想像しながら
![駒蔵](/wp-content/uploads/sk016-1.jpg)
蔵というのは
大事なものをしまって置くところ
火から守るための知恵がいっぱい
別棟でつくられ
漆喰の壁が厚くつくられ
さらに屋根部分も漆喰でしあげて
その上に二重に屋根がかけて
温度の変化からも守る
![駒蔵](/wp-content/uploads/sk016-4.jpg)
軒の部分は
伊豆石で作られて
かたちと素材のバランス面白い
![駒蔵](/wp-content/uploads/sk016-2.jpg)
内部の木組みのリズムも
井桁上に組んだ梁
見ごたえのある建物
知恵がつまっている
その上でのデザイン性
こういう建物をつくりたい
2022/03/08
ぬり壁の色
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/P1120336.jpg)
旅先で見る日本建築
和室などの色で
時々ぎょっとするほどの色と出会います
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/IMG_20201028_125802.jpg)
左官の材料に色粉を混ぜて
壁の色をつくりだすのでしょう
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/0304w-1.jpg)
柱や梁で囲まれた壁は
それぞれがキャンパス
好きに色をつけてもよいのではと
ハーフビルドの家で色をつけてみました
色も特注色の赤と青
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/0304w-2.jpg)
青はLDK部分に
赤は縁側だった場所と仏間に
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/0304w-3.jpg)
畳
和紙
ふすま紙
天井板
いろんな素材をひとつにまとめる色の力はすごいです
思い切った色使いもよいものです
塗り替えもできますから
2022/03/08
外壁の色(北欧)
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/aka.jpg)
北欧の郊外住宅
木の板張りを見かけますが
色は様々
あか
あお
きいろ
みどりと
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/e-684.jpg)
急傾斜な山が多い日本と違って
なだらかなのか
地盤がかたいからなのか
日本の街中を占める
きたない土木構造物はほぼ見当たりません
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/ao.jpg)
ノルウェーでホームステイした時
ラガハイドに教えてもらったこと
外壁の塗り替えは自分たちでするということ
色をつけるのは
雪にかこまれる季節も想定して
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/midori.jpg)
彼女の務める学校を見学したとき
教室の色もカーテンの色も様々
学年が変わったらみんなで選んで
教室の色を塗り替えるそうです
色を変えて
環境にアクションを起こすって
体験しておいた方が良いことですね
自分たちの環境は自分たちでつくれると
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/e-622.jpg)
青い空はどこにでもある
みどりの木はどこにでもある
日本にも豊かな色の文化がある
けどこと街中の外壁の色を見ていると
色の問題だけでなく
庭と家の問題
土木構造物の問題
素材の色を大切にしてきた日本人が作り出す
今の街並みはいかに
2022/03/08
素材感
![素材感](/wp-content/uploads/sk-013.jpg)
イタリアのピエンツァ
素敵な街角に出会って写真をとったら
集合住宅(持ち家か賃貸かわかりませんが)でした
レンガの壁に木製の建具
変換まわりの植栽は
焼き物の植木鉢のなか
日本の集合住宅は
工場で作られたサイディング
(レンガや木の柄がデザインされている)
アルミのサッシに時にはシャッター
プラスチックのプランター
どちらで生活したいかと言えば
素材感があたたかいイタリアの方かな
日本でも日本の素材で建てれますが
無機質な車のような家が
みなさんの世界観とあっているのかな
2022/03/01
キング・アンド・クイーン
![キング・アンド・クイーン](/wp-content/uploads/sk-010.jpg)
ほんの少しだけ湯河原に滞在したことがあるので
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は見てしまいます
この彫刻は湯河原の隣町
熱海のMOA美術館に設置されています
ヘンリームーア作「キングアンドクイーン」
熱海を見下ろす丘の上の二人は
頼朝とさま政子にしか見えません
ここに設置された方のセンスを感じました
同じ伊豆山にある神社でお二人が愛を語らったといわれています
座ったであろう石も
2022/02/18