街の音

旅をしているといつもと聞きなれない音が耳に入ってくるものですが
鉄道の旅で行ける最北端
北極圏の街ナルヴィックは
無音を聞きに行ったと言いたいぐらいの街でした
人が少ないのはもちろん
自然に音が吸収されるのか?
鉄鋼石を運び出す工場が動いていたらもっと街の音がきこえたのだろうか
2020/06/11
天井にあい色

我が家の2階からロフトにかけての天井は藍色に染めました
垂木が3間半にわたり登っていくのがはっきりみえます
垂木はやけてオレンジ色に藍色はやけて色が薄くなってきています
まーそれもよし
実家のリビングの天井が紺色だったのでただまねしてみました
2020/06/08
ベンチ

海辺に置かれたベンチ
大木をおいてあるだけ
波が来ても流されるだけ
空と砂浜の風景をこわさない
ベンチで座りたくなるものってそんなにないなか
これは座りたいとおもったけど
サイクリング中でスルーしてしまったので
後日別の砂浜ですわりました
photo:バンクーバーのスタンレーパークの砂浜
2020/05/25
川あそび

カニをつかまえてみたり
川の流れをかえてみたり
子供の頃からの遊び場です
今は護岸整備という名目で川に向かいますが
子供たちが遊んでいる声を聴くと
窓から何しているかのぞいてしまいます
また甥っ子姪っ子と一緒に上流に向けて川を歩いた夏を思い出します
2020/05/22
空の間

実家の床材を補修する前に
家具と小物を部屋からとりのぞいたら
見えてきた空の部屋
こどもの頃から物が増え
本来の形と対面することがなかった
最近1日断食に何回かチャレンジして胃を空にすると
素材の味を感じることができるようになりました
ときどき空を感じることは大切な気がします
2020/05/13
フラワーフェスティバル

子供の頃パレードに参加していた
フラワーフェスティバル
横浜開港記念みなと祭のパレードをモデルにしてると聞きました
車にいつも道を譲っている平和大通りを歩くのはやはり痛快です
はじめて行った中央通りの歩行者天国の賑わいは
40年以上たっても覚えています
なぜコピー機で手型を取ったのか
新しい技術の展示を行っていたのでしょうか?
2020/05/03
広島市児童図書館

記憶に残る建築空間をあげなさいと
大学の授業で言われたとき思いついたのが
私は子供の頃に行った児童図書館でした
まわるい建物で
外にいるように明るくて
放射状に書棚が並んでいたような
後に丹下健三作品だと知るのですが
空間は覚えていてもその時読んだ本の内容は全く思い出せません(笑)
2020/04/28
空色・海色・青色

印象に残っているブルーがある
ギリシャ・サントリーニ島でみた海の色
フィンランド・イマトラでみた空の色
いつも見ている青色とちがうと
別の場所に来ている感が増します
photo:フランス・ニース
2020/04/23
黒川温泉郷

私は熊本県で大学時代をすごし
建築の勉強をはじめました
細川県知事がアートポリス構想を立ち上げ
有名な建築家が来て公共建築を建てられ
講演会や見学会がたくさん行われた時代でした
そのころ黒川温泉郷も入湯手形の発行を機に
緑化にとどまらない街並み整備にのりだした頃でした

景観つくりのイメージリーダーの建物
旅館組合事務所『風の舎』は
私が一年生から四年生まで
夜な夜な自分のリビングのように過ごしていた
図学準備室にある住宅研究会を主宰されていた
内山先生が設計されました
そのころの私は興味が別の方向で
図面を書くお手伝いもしていなかった

アートポリス30周年のシンポジウムがあるというので
熊本に行き黒川温泉郷に足をのばした時の写真
木を伐りはじめ木に興味を持ってから
この写真を見て『ずっどーん』と撃ちやられてしまいました
雑木・みどり・坂道・シークエンス
時間をかけてつくられたものの美しさ
温泉街がもっている雰囲気みたいなものを
先生たちは見越してつくっていたのだと
なじむものをデザインすることのすごさを思い知りました

歩くことの楽しさがある街はいいな
周辺環境へのアプローチの仕掛けもつくられ
ウォーキングフットパスとしてコースも設けられてます
そぞろ歩きをしたあとでゆくっり温泉
また行きたい場所です
『黒川温泉の風景づくり』の取り組みは
2009年土木学会デザイン賞優秀賞を受賞
取り組みの全容は雑誌BIOcity2010年no.45号に載ってます
2020/04/20
里山とは

小学校の時に漢字を習うのに
木はわかるが
『林』と『森』の違いがわからず
ヘンゼルとグレーテルが迷い込んだのは森?と
山はわかるが
『丘』がわからず
実家がある団地名・あさおか台の意味を考えていた
では『里山』とはどんなところ
農家の生活に必要な薪を切り出す山はイメージできてましたが
農地に必要な肥料となる落ち葉をとりだすところとはしりませんでした
化学肥料と電気・ガスのおかけで生活は楽になりましたが
ずーっと長い間生活を支えてきた
『里山』は今はどうなっているのでしょう
山に目を向けてみてください
2020/04/12