古民家の屋根

木造の建物にも工法が何種類かあります
在来木造工法
伝統工法
ツーバイフォー工法など
さらにそれらの良いとこどりして混ぜたもの
古民家の屋根は
写真のような和小屋という組み方で支えられているものが大多数です
2021/02/27
木造の構造設計

大学卒業後入社した設計事務所で
設計補助としてかかわった温泉センター
RCの壁に
丸太を組んだ木のトラスで屋根を持たせる
設計の打合せに参加させてもらったのですが
構造設計士の方が所長のイメージを共有して
かたちにし計算してくれる
この過程はとても興味深いものでした
素材としての木を
意匠設計士と構造設計士は違う見方をするのだと
構造設計してもらえると
木の可能性はどんどんと広がります
2021/02/26
トラスかけてみた

木のトラスで倉庫を建築してみた
昔から倉庫の建築好きな私は
家もこの作りでよいのではないかと思う
大きな空間のなかに自由に間取りが決められる
事業用につかうなら
鉄骨造やRC造より
減価償却年数が少ない分節税対策にもなります
2021/02/25
大きな空間をつくる

旅行中にみかけた醤油蔵
大きな空間を支えるのは
小さな木を組み合わせたトラス梁
この技術をもう一度現在に
プレカットでできるサイズ・工法を利用して
少し大きな木の空間も木で作りましょう
2021/02/24
コンビニを木でつくる

建物の構造体が
何でできているかに興味がありますか?
日本は森林が多い国なので
従来神社仏閣・住居・商店などすべての建物が木でできていました
しかし今の街中は
鉄骨造・鉄筋コンクリート造の建物がたくさん
ちょっとしたコンビニや倉庫・事務所を
木で建てようという講座を受けてきました
少しでも多く木がつかわれますように
2021/02/23
宝塚スカイランド

宝塚スカイランドに行ってきました
昭和48年ごろに安芸高田に開発された別荘地
道路に育った木を見ると
50年近く時がたっていることがわかります
友達のお父さんが購入された土地を
権利書と地図を持って探してみました
販売当初の名札が残っている場所があったので
位置を特定することができました
山道のようになってしまった道路を歩きながら
土地を探し当てる
楽しい時間を過ごしました
次回からチェーンソーを持ってお出かけ
小屋を建てて遊ぼうと思います
2021/02/06
薪小屋

ひと昔前まで燃料として使われていた薪
大量に保存しておく場所が必要でした
民家には薪小屋なるものがありました
写真はリトアニアの風景
薪が積んである風景がかわいらしいので
ところかわれば積み方もかわるですね
2020/12/17
床のメンテナンス

20年前設計事務所を始めたころ
お年寄りから縁側の床板を米ぬかで磨くという話を聞いた
そのころは大変な作業をするもんだなと思っていたが
無垢の床板の家に住み始めたら
床の汚れをやすりで除去してオイルを塗ることが普通の作業になった
手間をかけて住んでいける家には愛着がわいてよいものだ
段々と年を重ねた味わいがでてくる
床のメンテナンス作業も木の硬さ・塗装の具合で違うのでは
絵画になっている床は固く・膜をはる塗装でしょう
家の中で靴を履く・脱ぐ文化で木の感じ方も違うものです
素足で無垢の床板を歩く心地よさは万国共通だとおもいますが
オルセー美術館 カイユボットの絵
2020/12/14
槐(えんじゅ)

先日ブログで紹介した
木の本を読み進んでいると
槐(えんじゅ)という木の説明の中で
昔こけしに使われていたという記載があった
私の母方の祖父は50体くらいのこけしを家に飾っていた
亡くなった時に誰も引き取り手がいなかったので
私の眼力でよさそうなものを3体持ってかえった
これが槐の木が使われたいたら初対面の木である
2020/12/11
木 なまえ・かたち・たくみ 白洲正子

いつか読むだろうと買っておいた本を
最近読み始めました
日本にはたくさんの木の種類があることを今年読んだ別の本で知り
山の整備で木を切ることで名前の知らない木の存在を実感
建築に携わることにより
ある程度の木の材種・木の使用箇所を知りましたが
白洲さんが取り上げた木偏のつく木20種類
日本の文化のなかでのその木の役割について
またその木がたっている場所を訪問されている
やっと身近に感じて読めるときがきました
2020/12/05