色の豊かさ

麦畑の世話をしながら
ライ麦と麦のみどりの違い感じ
自然界の色の豊かさを体感する
春の日差しのなか里山をドライブすると
赤・ピンク・紫といろんな色に出合う
日本の色の豊かさは
四季の中で暮らす人々がとらえた自然の色の数だけある
数値化された色ではない
自然の色にたくさん出会いたい
2021/04/06
実家の木

実家の庭のクロガネモチの木を
先日姪と一緒に伐りました
低い木から伐り始めて最後に大きな木を
自分たちで整備をするようになってから
庭に愛着がでてきました
自分たちで手をかけることは
何においても必要な行動だと思います
自分たちでできないことをプロに任せることで
職人さんのすごさもわかります
興味を持ちながら物事を見るにはまず一歩自分で
2021/03/30
残るもの

五島列島の北の端
野崎島に行った時のこと
かつて集落があり生活があった場所
木造の家は植物にのみこまれ腐敗し
集落が鹿の栖とかしていました
そのなかで残っているのは
丘につくられた小さなレンガの教会
島の住民・信者が費用を捻出してつくられたもの
長年の宗教弾圧のあとの自由を手に入れた人々の喜びが形に
この建物を見た時から
建物を見る視点がひとつ加わりました
なにが残っていくのか
なにをのこしていくのかが
2021/03/24
つばきの群生

つばきの木との出会いは
五島列島の上五島の北の先端 津和崎灯台に行った時でした
地元の方が籠を背に椿の実をあつめておられました
海が近い風吹く場所にも椿は自生しているのだと気づきました
その後写真山口県萩市にあるの笠山椿群生林へ
椿のイメージが一新されました
子供の頃の絵本などにでてくる木のなかをあるくイメージは
杉やヒノキの針葉樹でなく椿の方が近いかも
椿が咲く季節がよいですがこの群生のなかに身を置くことを
萩に出かけられるときはおすすめです
2021/03/16
アプローチ

橋を渡って
門をくぐってと
神社仏閣などは
敷地入り口から本殿に向かうまでを計画がしてあります
家を建てる場合も
玄関よりもまだ外側のアプローチの計画は必要です
まちとの距離感
駐車場との関係
植栽・お庭などの関係
一番最初の配置計画で決めていきます
photo:東福寺
2021/01/20
おやすみの空気

お正月休みなどは道路の車も減って
音が静かになり
なんとなく空気も澄んでいるよう
街が休みをとっている感じ
子供の頃感じていましたが
最近はずっと動いている
フィンランドなどは日曜日の午前中には教会にいくので
デパートも午後から
街もすべてが休む日があってもよいのではないでしょうか
photo:お正月の港 船が停泊中(倉橋島)
2021/01/19
こわれていく姿

現場に向かう道すがらの建物の中に
こわれていく姿をさらしているものがある
クルマを停めて見てみると
建物の外壁の構造がよくわかる
大きな面をいかにして昔の材料で仕上げようとしていたか
軒の出が小さいことから
木が腐りさらに漆喰部分に水が回ったのでしょう
構造体が腐食する前に補修してほしいものです
こわれていく姿から学ぶものはたくさんある
2021/01/18
無断熱な寒さ

実家の建物は50年前に住宅メーカーで建てた家
もちろん無断熱
断熱・気密は一切考えられていません
お正月久々に泊まってみたら
底冷えの寒さのせいもありますが
ひと昔前の家の寒さを体験
あたためる先から冷えていくような
断熱の大切さを感じるお正月でした
あたたかい服が売れるように
あったかい家も売れるだろうな
服は着替えることできるけど
家はオールシーズン快適でないと
断熱のグレードは今は選ぶことができますよ
photo:ウールブレス(羊の毛)の断熱材
2021/01/15
窓の向こう

かたちが特徴的な花頭窓
寺院建築に見られる
インテリアとして効果もあるのですが
特別な窓は向こうの庭のしつらえを見てしまいます
窓の外を見て生活することは世界が広がります
タワーマンションで大きな景色を見て過ごすこともよいでしょうが
家にある窓からの近くの風景に入る木や空を見ると
家を広く感じることができますよ
窓辺に何かを飾ってもよいです
2021/01/14
遠くに見える海

想定外のことが起こるととても楽しい
現場監理の仕事かえり道
安芸高田の神の倉山に車で登ってみた
空気が澄んでいたのか遠くに広島湾が見えた
山が遠くに見えるのは高さがあるのでさほど驚かないが
海が見えることもあるのかと
知らずに登ったので新鮮な驚き
設計した家でも想定外のことがたまに起こってくるのですが
良いことだったときは楽しさ倍増
2020/12/26