家のあかり
![家のあかり](/wp-content/uploads/sk21-131.jpg)
夕方から夜にかけて
家にあかりがついていると
帰着感があがると思います
写真の照明が明暗センサーによって点灯して
ガラスを通して家の外に光が漏れるようにしています
先日写真撮影で夕方までいた時に
点灯の瞬間に立ち会えました
暗さが増すほど一つの電球の灯があかるく感じます
闇のない街ではこの感覚ももてないのでしょか
2021/12/02
図形あそび
![図形あそび](/wp-content/uploads/sk21-125-2.jpg)
昨日のお休みは事務所の壁一面を利用して
大人遊び
工作用紙を自由に切って壁画をつくりました
図形を重ねたり・切ったりすることが
こどもの頃の大好きな遊びでした
いろんなことに縛られず
物をつくる気力みたいなものを思い出しました
簡単ですよ
貼ってはがせるのりで施工しているので
いつでも修正ができますので
お試しあれ
![図形あそび](/wp-content/uploads/sk21-125.jpg)
2021/11/24
たくさんの丸太
![たくさんの丸太](/wp-content/uploads/sk21-113.jpg)
山から運びだされた杉・ヒノキの丸太
たくさん集積している場所に初めて行きました
工場で作業しやすい寸法のものだけが製材されていきます
規格外のものは
選別して
太すぎるものは合板に
細いものはバイオマスの燃料に
2021/11/08
手が届かない天井
![手が届かない天井](/wp-content/uploads/sk-21-102.jpg)
先日竣工した家は
前改築をした大工さんも
天井工事を大切にされていたようです
* * *
屋根とは別に天井を設ける場合は
吊り下げることが多いのですが
その吊り下げる部材のピッチや部材を工夫して
写真のようなデザインに
* * *
日本の木の建築はほぼ天井は木材で作られてきました
床や壁の手が届く部分でさえ木材をつかわれていない現在
手の届かない天井に木材でつくる天井はなってしまうのでしょうか
2021/09/10
まちの床
![まちの床](/wp-content/uploads/sk21-101.jpg)
やま・畑の広がる田舎の風景は床は土である
人があつまるまちはどうでしょう
ポルトガルの1998年万博の時
開催されているのにその近くの広場などで
まだ石を敷く工事が続いていることにびっくりしたことがあります
時間をかけて敷かれたものは一生もののように見えます
日本の町はどうでしょう
工期という時間のなかでさっとできるアスファルトが多様されています
ひび割れが起こり継ぎはぎになっていく
人が歩くことを考えたら平らなのもよいのかもしれませんが
街の床材は何がよいのだろう
2021/09/09
飾り窓
![飾り窓](/wp-content/uploads/sk21-96.jpg)
十字の格子が入った飾り窓は
今回改築した家の
さらに前の家で使われていたもで
蔵に保管されていました
リビングと玄関の間の壁にはめ込みました
少し気配を感じる程度の大きさです
リビング側はこの窓の下にソファーが置かれる予定です
改築現場に伺うとどの家も古い建具が保管されていることが多いです
ものを大切にする心と場所があったのだなと
時代を超えてつかわれる建具は
家の時間をつないでくれています
2021/08/31
建具の数と空間
![建具の数と空間](/wp-content/uploads/sk21-95.jpg)
田の字型プランの民家の改装後の写真
既存の和室がつながるプランよりも建具の数は減ってますが
木製建具の設置場所は写真の中だけで6か所
建具の枚数は建具をひいてしまっているものを入れて
20枚です
3LDKの標準的なマンションより多いかも
空間の作り方の違いですが
建具に開閉により空間をつなぎ合わせたり
風が通り抜けるようにしたりは
日本の建築の良いところだと思います
2021/08/30
熱のデザイン
![熱のデザイン](/wp-content/uploads/k-91.jpg)
空調機・換気扇・扇風機がない時代の建物を見学すると
空気の流れがデザインしてある
写真は2階の洋室につけてあった換気口
あったかい空気は上にあがるので
口を設けて屋根へさらに外部に
洋室の雰囲気を壊さないようにデザインされている
現在は機械のプラスティック性のものが設置される
電気で動いて安価で空気を動かすので性能はアップ
しかし部屋全体でのデザイン性はダウン
空調機・換気扇がデザインされても
部屋との一体感は気にもされてない
2021/07/29
ポスター
![ポスター](/wp-content/uploads/K-87.jpg)
浪人時代予備校に通う時に通る
駅に貼ってあるJRのポスターを見るのが好きでした
東京で設計事務所に勤めているとき
暇な土日は銀座でギャラリーを巡るのが常でした
どこかで目にしたこのポスター
自分の手元に置いておきたくて買った本です
ポスターは一部を切り取ったものですが
いろんなものを想像させてくれたり
掻き立ててくれます
その時代の人が語る東京オリンピックの時代の匂いみたいなものも
出典:亀倉雄策(世界のグラフィックデザインシリーズ)
2021/07/23
家の形(屋根から)
![家の形(屋根から)](/wp-content/uploads/k-82-1.jpg)
民家の改築の仕事が続いて
家の形が
平屋で軒がしっかり出ているので
安心して家の内部と外には思いを巡らせていました
最近屋根について考えることはほぼ0でした
![家の形(屋根から)](/wp-content/uploads/k-82-2.jpg)
現在設計段階の家は
広島市内に建っていて2階建てで入母屋の屋根がかかってます
入母屋家形埴輪のように1階と2階の部分に下屋根があります
屋根の葺き替えに伴い下屋根をとることになりました
* * *
入母屋は
寄棟(四周に軒)と
切妻(妻側換気)と
屋根の良いところを合わせた形
![家の形(屋根から)](/wp-content/uploads/k-82-3.jpg)
素材などの外観のイメージを膨らませるために
現場をまわりながら郊外をドライブすることに
車を走らせながら
どこからか
入母屋ラインというのが存在していることに気づきました
入母屋家には必ず下屋根・庇がついていることも
![家の形(屋根から)](/wp-content/uploads/k-82-4.jpg)
広島市内に新しく建つ家は
寄棟・切妻・片流れなどの形が多く
敷地の状況によって軒もでていません
また2階まで壁がすくっと立ちあがっています
余分なものをつける=現在お金がかかるの考え方もあるのかな
![家の形(屋根から)](/wp-content/uploads/k-82-5.jpg)
昨年の夏
京都大学総合博物館で家形埴輪を見た時は
昔から屋根の形は変わらないのだなーと写真におさめていましたが
すべての埴輪に下屋根といわないまでも
スカートのように庇がでていることに注目していませんでした
(ネズミかえしかも)
自然素材だけで家をつくっていた時の形は
軒が出ていて腰の部分に庇がついている
西洋化する前の日本はすべてこの形だったに違いない
* * *
現在耐久性のある素材がでてきて
家の形を考えるとき
外壁を守る軒や庇を必要としないのだろうか
素材の強度は設計士にはつくれないので
せめて家の形で
家を長持ちできるように考えていきたい
2021/06/30