ロッキングチェアー
![ロッキングチェアー](/wp-content/uploads/sk-091.jpg)
今年の夏は8月9月は
実家の改装にかかりきりでした
設計・施主・自主施工部分と
家の歴史を知るために写真を見返していると
ロッキングチェアーにのっている姿がたくさんあったので
母の改築祝いにその当時のデザインのものを探し
リペアして姉弟でプレゼントしました
これから母が老後にお庭を見ながら過ごすのに
家族との思い出を振り返りながら
そんな時間に一番似合う椅子だと思います
![ロッキングチェアー](/wp-content/uploads/reno07-07-3-rotated.jpg)
久しぶりに座ったら
思い出の座り心地と違いました
イスが小さく感じました
2023/10/05
生活感
![生活感](/wp-content/uploads/sk-30.jpg)
先日昨年竣工した2件の家の見学会を行いました
竣工の時のがらんとした空間を
完成写真として撮らせてもらいますが
その状態が良いというわけではなく
その後なかなかその状態になることがないので
思い出として撮っています
設計した家が住んでる人の理解により
いろんな使い方をされていくことを
誰よりも実は楽しみにしています
生活感がある状態
住宅ではそれが当たり前
どんな生活感もうけいれられる空間つくりをしているつもりです
人は日々変化しているのですから
2022/06/01
建具の高さ
![建具の高さ](/wp-content/uploads/sk-29.jpg)
少し前の日本の家は建具の高さは
地方共通で使いまわすことができるものでした
先日事務所に来られた高齢のお客様が
建具の高さは6尺の家が建てたいと
私も民家を改築しながら常々
6尺の建具と天井までの高さの割合の美しさを感じています
最近の日本人が背が高くなったから建具を高くしたのではなく
木の家への美意識が薄まったからではないかと思っています
住空間にも美しさは隠れている
2022/06/01
家の歴史
![家の歴史](/wp-content/uploads/sk-21-2.jpg)
NHK朝ドラで
親子孫までの三世代100年のお話が放映されたいましたが
家の歴史100年を持つ家が
日本にはどれだけ存在するのでしょう
一番大きな消費財となりつつある世の中
少し考えをシフトして家の寿命について
家族の枠を超えて考えていかなければと思います
* * *
写真は私の実家です
祖父母は国鉄に勤めていて長く官舎に住んでいました
50歳を超えたころにこの家を建てました
私の父親は長男なのでそこに一緒に住むことに
間取りは父が考えたよう
参考にした建築雑誌が私の手元にあります
* * *
今年築50年なので
メンテナンスが必要な部分がたくさん
資料となる写真にうつる祖父・祖母を見て
この家のことを考える時間が増えています
仕事にする一歩手前
家に対す考え方の整理をしなくては
* * *
それにしても50年前の足場はすごいですね
職人さんの身のこなしはどんなものだったのだろう
2022/04/13
土地について
![土地について](/wp-content/uploads/sk-017.jpg)
最近実家のある団地の風景が変わりつつある
団地開発から50年以上が経ち
次の世代住み継ぐことはなく
全て壊されて新しい家が建つことが多い
急傾斜の坂に狭い道路のため
土地の値段が安いのか
50年前の広い土地をそのまま一軒建つことが多いが
2軒に分割されて売られることもある
全て土地の価格のせいだ
全て土地に絡む税金のせいだ
全て土地を売っている不動産の収入がらみのせいだ
お金が同じ額だけてにできればよいのなら
せめて一般市民が手に入れられる面積を広くしてほしい
土地単価を下げて広い土地を
そうしないと街はいびつな住宅ばかりを経ち続けることになる
土地の値段が上がるほど
小さく細く細分化される
地方都市が東京のようにならなくてよいのではないか
家にまつわる豊かさは
街にまつわる豊かさは
何なのか考えているのだろうか
2022/03/16
ぬり壁の色
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/P1120336.jpg)
旅先で見る日本建築
和室などの色で
時々ぎょっとするほどの色と出会います
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/IMG_20201028_125802.jpg)
左官の材料に色粉を混ぜて
壁の色をつくりだすのでしょう
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/0304w-1.jpg)
柱や梁で囲まれた壁は
それぞれがキャンパス
好きに色をつけてもよいのではと
ハーフビルドの家で色をつけてみました
色も特注色の赤と青
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/0304w-2.jpg)
青はLDK部分に
赤は縁側だった場所と仏間に
![ぬり壁の色](/wp-content/uploads/0304w-3.jpg)
畳
和紙
ふすま紙
天井板
いろんな素材をひとつにまとめる色の力はすごいです
思い切った色使いもよいものです
塗り替えもできますから
2022/03/08
外壁の色(北欧)
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/aka.jpg)
北欧の郊外住宅
木の板張りを見かけますが
色は様々
あか
あお
きいろ
みどりと
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/e-684.jpg)
急傾斜な山が多い日本と違って
なだらかなのか
地盤がかたいからなのか
日本の街中を占める
きたない土木構造物はほぼ見当たりません
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/ao.jpg)
ノルウェーでホームステイした時
ラガハイドに教えてもらったこと
外壁の塗り替えは自分たちでするということ
色をつけるのは
雪にかこまれる季節も想定して
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/midori.jpg)
彼女の務める学校を見学したとき
教室の色もカーテンの色も様々
学年が変わったらみんなで選んで
教室の色を塗り替えるそうです
色を変えて
環境にアクションを起こすって
体験しておいた方が良いことですね
自分たちの環境は自分たちでつくれると
![外壁の色(北欧)](/wp-content/uploads/e-622.jpg)
青い空はどこにでもある
みどりの木はどこにでもある
日本にも豊かな色の文化がある
けどこと街中の外壁の色を見ていると
色の問題だけでなく
庭と家の問題
土木構造物の問題
素材の色を大切にしてきた日本人が作り出す
今の街並みはいかに
2022/03/08
やねについて
![やねについて](/wp-content/uploads/sk-005.jpg)
最近屋根について考えるきっかけとなったこと
・実家の屋根瓦がずれていると業者さんからの忠告
私の実家の屋根瓦
屋根裏に潜って、雨水が漏れがないかの確認
今年は築50年目なので改装工事予定
その時に業者に点検をしてもらうことに
・近所で竹林整備をしている時に見つけた隣屋の瓦の割れ
瓦が縦に割れて穴ができていたのでお声かけしてお知らせしたが
屋根工事はお金がかかるので
家のこれからを考えると改修は考えてしまう
部分補修しながら進めるとのこと
・改築現場での瓦吹き替え工事
はじめて土で瓦が葺いてある家の解体現場を見ました
土で葺かれていたのは50年よりも前のこと
これからの50年
入母屋の形はのこして雨が漏りやすい部分に気を付け
瓦屋根の施工をするか
家の耐用年数を考える時
一番に考えるのは屋根だと思います
瓦の耐用年数は長いといわれて50~60年です
50年で壊してしまう家は補修など考えなかったのでしょう
家が50歳を超えてしまうことを想定すると
どこかのタイミングでメンテナンスは欠かせませんね
三匹の子豚の家の強固なレンガの家の屋根はなんでしたっけ
2022/01/21
屋根材
![屋根材](/wp-content/uploads/sk21-134.jpg)
自分の家の屋根が何で葺いてあるか知ってますか
また屋根の素材の耐用年数について調べたことがありますか
水回りの劣化・汚れよりも
まずはじめにするべき
屋根や外壁のメンテナンスは結構な金額がかかります
新築を建てる時
中古住宅を買う時
注目してメンテナンスの状況も確認しましょう
2021/12/08
脱衣室
![脱衣室](/wp-content/uploads/sk21-133.jpg)
農家の改装
母屋の北側の外壁部分に
WC・キッチン・浴室
窓が必要な部屋を配置したら
脱衣室が家の内側に入ってきて
4畳半の空間に入れ子構造になりました
***
風通しのための窓つけて
収納つけて
手すりつけて
ベンチつけて
さらに洗面台
さらに洗濯機を置くこともある
***
脱衣室には用途がたくさん
基本は服を脱ぐところだけでよいのですが
機能に合わせて大きさを考えるか
その他の機能は分散させたらよいのでは
2021/12/07