怖いところ
![怖いところ](/wp-content/uploads/k-74-rotated-e1621566082133.jpg)
小さいころ
一人でトイレに行けなかったのですが
祖母の家のトイレとなるとさらに怖さ倍増でした
北側玄関の脇にあって
みんながいる居間からも遠い場所
玄関には写真のお面がくらがりのなかに
思い出深いので
祖母の家を取り壊すときにこのお面をもらって帰りました
大人になるとなぜ怖いものが減っていくのでしょう
今でも闇は怖いですが
家に暗い場所はなくなってきていますね
2021/05/21
家並みの変化
![家並みの変化](/wp-content/uploads/sk-72.jpg)
体力つくりのため
以前まちぶらしながら歩く途中
宮島から商工センターまでのあいだで写真をとる
家の基礎の石積み
半地下を持った三階建て
広いコンクリートで覆われた窪み
今朝ブログを書こうと思って調べたら
広島藩がつくった塩田跡でした(海老塩浜跡)
家並の話をしたいのですが
右の家から左の家に時代が新しくなっています
それは素材とつくりでわかります
真壁・漆喰・瓦⇒大壁・モルタル・瓦に
今建てるとしたら
サイディング張り・金属板葺き
実は家並は素材によるということ
住宅メーカー・地場の工務店・建売住宅
部品の工業化が進むにつれて外観に大差がなくなってきています
しかしそろっても美しい家並とは感じない
家をつくるのは物をあつめる能力ではなく
何をつくるためにどんな素材を選択するか
流通の時代なので裏を返せば
世界から素材を選びつくる自由があるということ
では日本の家並はどのようにしていくのか
日本の美しい家並について考えてみてください
2021/05/17
働く小屋
![働く小屋](/wp-content/uploads/k-71-8.jpg)
広島近郊の農家(民家)には
敷地内に
母屋と働く小屋(納屋と蔵など)がセットで建っていることが多い
以前改築させていただいた
庄原のwelcomeさこちゃんち(民泊)も
母屋と納屋と農機具小屋と薪小屋があります
![働く小屋](/wp-content/uploads/k-71-6.jpg)
薪小屋には
生前お父様がつくられた薪と
以前の改築際して使わなくなった木材があふれかえっていました
料理・お風呂などを木をつかっていた時代には
重要なエネルギーですから捨てることはないですよね
![働く小屋](/wp-content/uploads/k-71-2.jpg)
残された薪を使うことと
また大きな空間をあ暖めるために
改築に際して薪ストーブを設置されました
あっというまに消費される薪
春と夏はお庭つくりをして
秋と冬には次年度を見越して山の整備と薪づくりの生活が続きます
![働く小屋](/wp-content/uploads/k-71-1.jpg)
梁がリズムよく架けてある小屋が私は大好きなので
現場に行ったときは
薪小屋へ納戸の2階へ
湿気があったこと
壁が一部ずれていたこともあって
私も参加して(率先して)壁に空気を入れる開口をあけました
竹で組んだ下地は残して
![働く小屋](/wp-content/uploads/k-71-5.jpg)
続いてお施主さんが内部の整備をされて反対側にも開口を
土間をコンクリートにして
残された木で内部の壁・外壁の意匠を
働く小屋は整備され
お庭を見ながら休憩できる小屋となりました
* * *
働く小屋は構造がシンプルでわかりやすく
魅力的な空間です
母屋の改築を依頼されると必ず働く小屋をみさせていただきます
ぜひ活用を考えられてはいかがでしょうか
* * *
またただいまセルフビルドでつくれる
小屋キットを開発中
大工さんの知恵をいただきながら
小屋が必要な方はお声かけください
2021/05/14
壁について
![壁について](/wp-content/uploads/k-68.jpg)
つい50年前まで
日本の家の壁といえば土壁
そこには工業化した製品は一つもなかった
木と土と糊と藁
近くの環境から採取することができ
廃棄しても自然にもどるもの
現在の家の壁は
工業化した社会の仕組みから生み出される
合板・石こうボード
日本の文化に根ざした現在の日本の壁
それはなんなのか考えています
2021/05/11
窓と景色
![窓と景色](/wp-content/uploads/k-56.jpg)
旅館・ホテルにつくと
まず窓からの景色を見て良い部屋かどうか判断しますが
皆様はいかがですか?
家と外部の関係をつくるのが窓
その土地とのつながりです
どんな山や川があるのか
どんな木がまわりにあるのかまた植えていくのか
私の家はカーテンをほとんどかけていないので
家にある窓のすべての景色を毎日見ている気がします
家というよりもこの土地に住んでいることを感じて
2021/04/21
その土地の
![その土地の](/wp-content/uploads/k-55.jpg)
マラケッシュからワルザワードに
アトラス山脈を越えるときに見た風景
家も畑も山もすべてが日本と異なります
その土地の風景には
その土地のものが使われ
かたちもつくられています
流通・交流が進み
素材などはどこからでも取り寄せることができますが
それでも変わらない日本的なものはなにか
空間をつくる時は考えます
それが和風でなく和の空間
2021/04/20
部屋の名前
![部屋の名前](/wp-content/uploads/k-50.jpg)
家の中・ビルの中・町の中
いろんな空間が存在します
家のなかは常連のネーミング
居間・客間・キッチン・WC・お風呂・寝室・書斎など
自分たちでネーミングしませんか空間に
家を建てるとき・家を改築するとき
2021/04/09
つなぎめ
![つなぎめ](/wp-content/uploads/k-48.jpg)
空間やプロダクトのデザインで気を付ける場所は
つなぎ目の部分だと思います
民家だと
母屋と蔵
母屋と納屋
建設当初は離れて建てられいるものが多いのですが
生活の利便性のため後日つながれているものが多々あります
写真のスロープのように緩やかにつなぐことができれば
2021/04/08
止水栓
![止水栓](/wp-content/uploads/k-47.jpg)
テレビで見かけたトイレ修理の詐欺の話
水のトラブルは起こることなので
対処の方法を考えるためには
まずは水をとめる場所を確認
・設備ごとにもついた止水栓
トイレにも洗面所にもあります
・敷地入って場所に家のすべての水を止める止水栓が
・水道メーターの横にも止水栓
いますぐ確認しておきましょう
トラブルがおこったときの対策も事前に
2021/04/07
ひとつのドアでも
![ひとつのドアでも](/wp-content/uploads/k-45.jpg)
知人が玄関ドアとトイレを替えたいというので
工務店を紹介しました
その前に何社か見積をとられていたようです
工務店にお任せしてノータッチで進められていましたが
最終決定で悩んでおられるようなので背中を押しにいきました
玄関ドアひつつでも
断熱性能・デザイン・光の入れ方・鍵の種類・扉の開き方・扉の大きさ
いっぱい決めることがあります
ドアだけでなく家の性能・家のこれからの話もあるから
全体として考え答えを導きだすのが設計士の癖ですが
これが設計士の仕事なのかなーと感じました
2021/03/31