麦畑にpantrip

今年のGWの思い出
麦畑を体感していただくイベントを行いました
麦畑もライ麦畑も
見たことがない人が多く
自然の色と形を感じていただきました
設計士の私は種をまくとき図面を書いて
それを畑に再現するのですが
畑のなかにくりぬかれた四角いステージで
篠笛や安来節が
またパントリップのパンを食べていただきました
あっという間のGWでしたが
畑でいろんな人と語りあい
自然の力をいただいた日々でした
2022/06/01
茅葺

4月に建築士会のイベントにて
茅葺屋根にあがり
身近に見せていただきました
雨の日に
山口の伊東博文生誕の家の茅葺を見て
物を重ねておこなう防水の工法に感動しました
今はシートとか合板とか大きな面をとれるものがいっぱいありますが
小さな茅を重ねていくと
水がしみこむうちに外へ排出
自然原理をうまくもちいた先人たちの知恵が
特別なものになってしまっているのが
とても残念だと思います
家にある麦の穂でためしぶきをしてみたいと考えています
2022/06/01
行政指導

事故があった後
災害があった後
関わる法律が改正されることがあるが
全ての問題は理解しチェックがきちんとされるかである
***
住宅新築の場合は確認申請で提出し行政のチェックを受けるが
改築の場合はチェックを受けることがまれである
店舗などではチェックはどこまでされているのでしょうか
商売・お金が絡むところでは
規制はチェック自体が進まないことも多々ある
業界ないだけで知れ渡る情報が表に出ていない状態が問題
***
今回の知床の遊覧船の事故を知り
建築でも行政チェック徹底を命にかかわる部分ではお願いしたい
2022/04/25
おぼえているもの

先日従姉の思い出の地へ出かけました
出かけるのは40年ぶり
従姉が小学生の頃過ごした
学校・家・公園・神社などをまわりました
6年間を3時間くらいで
従姉はふわふわ・ぐらぐらしながら
頭が活性化していきました
私は小学校上がる前の記憶なので
言語的なことは何も覚えていなくて
体験的な部分として
写真の家に向かう環境を覚えていました
近くの温泉の建物の雰囲気とか
思い出の一部を切り取った空間体験を
2022/04/22
家の歴史

NHK朝ドラで
親子孫までの三世代100年のお話が放映されたいましたが
家の歴史100年を持つ家が
日本にはどれだけ存在するのでしょう
一番大きな消費財となりつつある世の中
少し考えをシフトして家の寿命について
家族の枠を超えて考えていかなければと思います
* * *
写真は私の実家です
祖父母は国鉄に勤めていて長く官舎に住んでいました
50歳を超えたころにこの家を建てました
私の父親は長男なのでそこに一緒に住むことに
間取りは父が考えたよう
参考にした建築雑誌が私の手元にあります
* * *
今年築50年なので
メンテナンスが必要な部分がたくさん
資料となる写真にうつる祖父・祖母を見て
この家のことを考える時間が増えています
仕事にする一歩手前
家に対す考え方の整理をしなくては
* * *
それにしても50年前の足場はすごいですね
職人さんの身のこなしはどんなものだったのだろう
2022/04/13
星月夜

小さい頃から没頭してしまう趣味
ジクソーパズル
その風景を見るために旅にでたことも
3年前風景の集大成
3000ピースのウユニ塩湖をやりとげて
しばらくお休み状態でしたが
原田マハさんの
「たゆたえども沈まず」
ゴッホについて書いた小説を読んで
久々に火がつきました
絵のパズルの面白さは画家が描いた色の重なりを
細かく見てピースをはめること
次は何の絵をつくろうかな
2022/04/12
ライ麦出穂

4月1日
ライ麦の穂が確認できました
昨年より2週間遅い出穂
現在背丈90㎝
刈り入れ時は2mになります
雨風穏やかで倒れることなく育つとよいのですが
2022/04/02
ピクチャーウィンドウ

窓で切り取った景色を効果的に見せる技法
ピクチャーウィンドウ
家の設計でも取り入れることがあります
ここ吉島のゴミ処理場は
さらにトンネル空間を歩く効果で
先の景色はさらにきれいに見えることに
映画のロケ地効果で
みなさんがこの空間を体験することになるのかな
2022/04/02
土地について

最近実家のある団地の風景が変わりつつある
団地開発から50年以上が経ち
次の世代住み継ぐことはなく
全て壊されて新しい家が建つことが多い
急傾斜の坂に狭い道路のため
土地の値段が安いのか
50年前の広い土地をそのまま一軒建つことが多いが
2軒に分割されて売られることもある
全て土地の価格のせいだ
全て土地に絡む税金のせいだ
全て土地を売っている不動産の収入がらみのせいだ
お金が同じ額だけてにできればよいのなら
せめて一般市民が手に入れられる面積を広くしてほしい
土地単価を下げて広い土地を
そうしないと街はいびつな住宅ばかりを経ち続けることになる
土地の値段が上がるほど
小さく細く細分化される
地方都市が東京のようにならなくてよいのではないか
家にまつわる豊かさは
街にまつわる豊かさは
何なのか考えているのだろうか
2022/03/16
駒蔵

時々ずーっと
見ていたくなる建物に出会います
この駒蔵もその一つ
いろいろ考えてこの形になったんだろうなと
想像しながら

蔵というのは
大事なものをしまって置くところ
火から守るための知恵がいっぱい
別棟でつくられ
漆喰の壁が厚くつくられ
さらに屋根部分も漆喰でしあげて
その上に二重に屋根がかけて
温度の変化からも守る

軒の部分は
伊豆石で作られて
かたちと素材のバランス面白い

内部の木組みのリズムも
井桁上に組んだ梁
見ごたえのある建物
知恵がつまっている
その上でのデザイン性
こういう建物をつくりたい
2022/03/08