住宅団地の開発

イタリア・トリエステ
この写真を見ると
いつも思うことがある
山の斜面に建てられた家の風景を見ると
家が樹木におおわれている
写真中心部の市街地の生活とは違う
郊外には緑豊かな生活があると
***
最近私の生活圏で
住宅団地の開発が進んでいる
山を切り崩し裸の土地となる
かたや昭和に開発された団地は今
緑があったお庭や玄関まわりに樹木が
駐車場になったり
建売住宅が建ち
どんどんと伐られている
***
郊外道路に植えられた広葉樹の街路樹も
葉っぱが落ちる前にむしり取られている
街と緑の関係について考える
街に緑が必要だと考えている人がいるのだろうか
2021/12/10
「暮らしが買えると思うなよ」

『みんなでつくる中国山地』
002暮らし
100年出版する予定の2年目の本
定価2,640円
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表紙に書いてある内容を読むだけで
編集者の熱意が伝わってくる
ここ数年の活動
設計士の仕事として古民家の改装
麦を畑でつくる作業
山で木を切る作業を通して
この本に書いてある内容を体感してきた
体感できない方はこの本を読んでほしい
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中国山地には豊かな生活が今も残っており
それらに今気づけば
次の世代に残していけるのでは
***
街と山が近いのも中国地方の良さ
どちらの生活も享受することができる
すごい贅沢な時代を生きていることに気づくと視点が変わる
***
この本にに書いてあるように
住宅相談会に行ってもお金のこと、メーカーのことを
教えてくれるけど
『暮らし』については教えてくれない
家は手に入るけれど
暮らしは自分たちでつくるもの
それも時間をかけて
そのはじまりのお手伝いをレフトハンズはしています
2021/12/09
屋根材

自分の家の屋根が何で葺いてあるか知ってますか
また屋根の素材の耐用年数について調べたことがありますか
水回りの劣化・汚れよりも
まずはじめにするべき
屋根や外壁のメンテナンスは結構な金額がかかります
新築を建てる時
中古住宅を買う時
注目してメンテナンスの状況も確認しましょう
2021/12/08
脱衣室

農家の改装
母屋の北側の外壁部分に
WC・キッチン・浴室
窓が必要な部屋を配置したら
脱衣室が家の内側に入ってきて
4畳半の空間に入れ子構造になりました
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風通しのための窓つけて
収納つけて
手すりつけて
ベンチつけて
さらに洗面台
さらに洗濯機を置くこともある
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脱衣室には用途がたくさん
基本は服を脱ぐところだけでよいのですが
機能に合わせて大きさを考えるか
その他の機能は分散させたらよいのでは
2021/12/07
ビスコッティ

麦の種まきがひと段落したので
併設したpantripのパン工房では
日曜日ごとビスコッティが焼かれ
幸せな香りが空間に充満します
麦つくりをはじめた年は収穫が少量で
外皮を含めた全部を粉にして焼いたのが始まりです
今年は豊作だったので
さらに麦粒を入れ込んでみました
麦一つにしてもいろんな形で
さらにアーモンドもいろんな形で入れ込んでます
ものつくりはなんでも楽しい
2021/12/06
家のあかり

夕方から夜にかけて
家にあかりがついていると
帰着感があがると思います
写真の照明が明暗センサーによって点灯して
ガラスを通して家の外に光が漏れるようにしています
先日写真撮影で夕方までいた時に
点灯の瞬間に立ち会えました
暗さが増すほど一つの電球の灯があかるく感じます
闇のない街ではこの感覚ももてないのでしょか
2021/12/02
corippo<時間を忘れた村>

ノルウェーのユースホステルでしりあった
マーガッレットの先祖が住んでいた村
コリッポを訪ねた時の強烈な思い出から
日本に帰ってこの本を探しました
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バスを降りる場所を一つ間違えて
そこから村に至る山道で見た
石と自然の造形
コリッポに到着したとき
ほぼすべてのものが石つくり
家が土地から生えてきたよう
近くのもので環境をつくる洗礼を受けました
***
最近、木を使うこと、木の良さを説明しなければいけないようですが
近くのもので自分たちの環境をつくることに反対の人はいるのでしょうか
2021/12/01
イチョウの木

サクラやイチョウの樹は
季節になると街に色をあたえてくれてます
我が家のそばにも安川沿いにイチョウの大木が
私的な庭に立っていても存在としては街のものです
伐られてしっまたら寂しがる人が私のほかにもたくさんいるでしょう
家の外観も実は
私的なものであり公的なものです
街並みをつくるという点で
ここの公への考え方が希薄なのはなんでなのでしょう
2021/11/30
麦の発芽

ライ麦に続いて種まきした
麦も発芽しました
麦畑全面があかるい緑の産毛をはやした様
することは何もないのに
発芽期には畑にでかけたくなります
2021/11/29
どちらへ進むのか?

アレックス・カー 美しき日本の残像から
「人類が宇宙に住む時代が来たら、日本人は一番スムーズに宇宙の生活になれるでしょう。
その理由は宇宙には木、草、鳥、動物、美術、文化的な街並みなどがないからです。
宇宙船の中、あるい月の上の植民基地はアルミと蛍光灯の世界です。
他の国の人たちは時々自然の森や生まれ故郷の美しい街並みを思いだして、地球に帰りたくなる。
けれども、日本人は日本を思い出してもアルミサッシ、蛍光灯、空に聳える鉄塔、
コンクリートとガラスの町しか思い浮かばないので、月での生活とそう変わらないはずです」
花鳥風月をめでる日本の文化と家があります
しかし、テレビで宣伝されている家たちは車のよう
どちらへ日本が進むのか
どちらにも極められる法でありつづければよいですが
photo:南フランス・モンテリマーレ・夕食時のレストラン
2021/11/26